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写真のごとくリアルな「ボルトとナットの鉛筆画」がついに完成 約280時間かけて成し遂げた作者に話を聞いた

ネットで話題になってから展示の話があったとのこと。いつか実物を見られるかも。

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 「鉛筆画なのに写真に見えるほどリアル」とTwitterで話題を呼んだ「ボルトとナットの絵」が、ついに完成しました関連記事)。未完成の時点でも尋常でないクオリティを見せていた作品が、さらに引き締まった仕上がりに。金属の質感やら水滴やら、いったいどうやってるの……。


鉛筆画 静物画なのに、なぜか「生」を感じる

 約280時間に渡る制作をやり遂げた大森浩平さん(@kohei6620)に、編集部はくわしい話を聞いてみました。幼いころから絵を描くのが好きで、お兄さんの絵に負けたくないと努力してきたと語る大森さん。ほかのことが苦手な自分の生かせる能力はこれしかないと思い、5年ほど前から現在の手法を始めたとのことです。


ネジ山 拡大すると、浮いた水滴やネジ山などの描き込みに圧倒される

ナット モデルのピントがぼけた部分の再現も秀逸

 最初はネット上の画像をそのまま忠実に描いていましたが、模写とはいえオリジナルの作品が描きたいと思い立ち、ボルトとナットを買って撮影しモデルに。1日に2〜3時間、休みをはさみつつ5カ月かけて完成させたそうです。これだけ精密な作品になると、求められる集中力も並大抵ではなさそうです。

 制作途中にお姉さんがTwitterで紹介したことで、作品は完成前からテレビで紹介されるなど大きな反響を呼びました。今では企業からの制作依頼や展示の提案なども寄せられているとのことです。大森さんは制作依頼と自分の描きたいものを両立させながら、自分のペースで描き続けるとコメント。作品の実物がお披露目される日も、そう遠くないかもしれません。

画像提供:大森浩平さん(@kohei6620

(沓澤真二)


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