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Google、AIカメラキット「Vision Kit」を発表 別売りのRaspberry Pi等と組み合わせて自作できる

動物を識別するアプリや、警報システムの開発など、活用法はさまざま。

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 AIを利用したものづくりの環境を提供するGoogleの「AIY Projects」より、AI開発用カメラの自作キット「AIY Vision Kit」が発表されました。価格は44.99ドル(約5000円)で、12月31日発売。オンラインショップ「Micro Center」で予約を受け付けています。


本体

 デバイスの心臓部となる基板「VisionBonnet」のほか、ボタンやスピーカー、マクロとワイドのレンズキット、段ボール製のケースなどが同梱。完成させるには別売りのRaspberry Pi Zero WとRaspberry Piカメラ、SDメモリーカード、電源が必要となります。キットを含めた部品代は、総額で1万2000円程度。


同梱物 キットの内容

組み立て 別売りのカメラなどと組み合わせて作る

 VisionBonnetにはインテルの視覚処理装置「Movidius MA2450」が搭載。単体でニューラルネットワークモデルを実行できます。


基板 中枢を占めるVisionBonnet

 「1000種類のオブジェクトを認識」「映像から表情を検出し、喜びの度合いを評価」「イヌ・ネコ・人間の識別」を可能とする、3パターンのニューラルネットワークモデルが付属。ボタンの色の切り替えや、サウンドの調整をするためのAPIも提供されます。

 活用法はユーザー次第ですが、Googleは植物や動物を識別するアプリや、他人が部屋に入ったらアラームを鳴らすシステムなどを例示しています。


(沓澤真二)


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