PCショップ「PCデポ」で“光回線を解約しようとしたら解約料として約21万円請求された”とするツイートが物議を醸しています。これについてピーシーデポコーポレーションは「正規の対応だった」とコメントしています。
PCデポは2016年にも、高齢の男性に高額なサポート契約を結び、解約時に10万円以上の解約金を支払わせたことで炎上。その後、PCデポが契約内容について再度精査したところ「使用状況にそぐわないサービス提供があった」ことが判明し、使用状況にそぐわないサービス契約があった場合はコースの変更や契約解除を無料で行うことや、75歳以上の契約解除を無償とすることを発表していました(関連記事)。
今回のツイートを投稿したみい(@uvatmmtofFKigON)さんは2015年10月、PCの修理のためにPCデポを訪れたところ、「修理に10万円かかるが、PCを購入してiPhone 6とozzio光に加入すると得だ」と勧められ契約。月額料金が約1万8000円の高額負担だったため2017年10月に解約を申し入れたところ、約20万円の解約料金がかかることを告げられました。みいさんは契約時の状況について「解約時の金額は聞いていなかった」と語っています。
後日送付された解約料金の内訳が記載された書類を確認すると、PC本体、iPhone、Wi-Fiルーターなど機器代の残債、継続保守サービス、光回線などの解約手数料総額が21万4576円となっていました。書類を受けとったみいさんは消費者相談窓口に電話相談しPCデポで直接交渉することを勧められ、11月5日に店舗で話し合いを行うことに。
みいさんはPCデポ店長と話した後に本部の担当者とも交渉し、最終的には機器の返却をしたうえで解約金4万6440円支払うことに合意。手持ちの現金がないため、一旦自宅に戻りたい旨伝えたものの拒否されたため、やむなくその場でカード払いしたそうです。
発端となったツイートは11月初旬に投稿されたものですが、2016年のPCデポ炎上問題を追ったライターのヨッピーさんなどから言及され再度話題に。SNSでは「去年も炎上したのに全く懲りていない」「PCデポは早くつぶれればいい」など、厳しい声があがっています。
PCデポを運営するピーシーデポコーポレーションは12月6日、この問題について「契約・早期解約において正規の対応だった」と発表。契約期間未了の解約手数料は21万円を超えていましたが、PC本体、iPhone、Wi-Fiルーターなどの機器が返却されたために減額し、光回線契約期間未了分の解約手数料4万6440円での解約だったとしています。
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ネット上ではPCデポに対する批判が相次いでいます。※追記