同人ゲーム「いえのかぎ」Steamから不当にBANされたとして異議 「幼児性愛者を対象としている」と判断され
Valveの判断が妥当だったかなど、コミュニティーページでは議論に。
Steamで今冬リリース予定だった同人ゲーム「いえのかぎ」が、運営会社Valveによって「幼児性愛者を対象としている」と判断され、Steamから削除されていたことが分かりました。開発サークルであるHenteko Doujinが、Steamコミュニティー上で詳細な理由を説明しています。
説明によれば、同作は「それぞれの問題を抱えた4人の少女と頼りない新任教師が、ふとしたきっかけから子供を搾取の対象とする悪と戦うことになり、その過程を通して児童や学校を取り巻く問題を浮き彫りにすることを目指した社会派ノベルゲーム」。直接的な性描写は一切なく、また既にリリース済みの日本版は、日本の販売店では全年齢対象作品として審査を通っているとしています。Steam版については、あとはローカライズと調整だけ済めば直ちにリリースできる状態だったとのこと。
しかし、11月29日にValveから、プロットの提出と想定しているターゲットの説明を求めるメールが届き、Henteko Doujinはこれに回答。すると4日後「我々はこのタイトルをSteamに持ち込むことに関心がない」との返答があり、同時にストアページも削除されてしまったそうです。その後担当者に説明を求めると、Valveからは「この作品が幼児性愛者を対象としていると判断したため」との回答があったといいます。
この判断に対し、同サークルはコミュニティーページで「作中での私達の主張とは正反対で、明らかに誤解や不理解に基づく判断」と反論。児童犯罪にはあくまで反対の立場であることをあらためて強調し、「この問題を円満に解決するために、どうか皆さんのお考えやご意見をお聞かせください」とユーザーに呼びかけました。コミュニティーページには400件を超えるコメントが寄せられており、Valveの対応の是非や、作品の内容などを巡って現在も議論が交わされています。
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