小学校の教頭先生から送られてくる「下校時刻を知らせるメール」の内容がほっこりするとTwitterで話題になっています。
Twitterユーザーの“せせ”(@sese0321)さんが「癒されてる」とツイートしたメールの文面は、こんにちはの挨拶から始まるのは同じでも内容はさまざまで、その日に感じたことなどを素直な文章で伝えています。
例えば、寒い朝に池が凍った日には、以前に自分が乗っても割れないほどの氷が張ったときのことを思い出して、「うまく立てたときは、なんだか、うれしかったです」と感想がカッコ書きで書かれています。また「子どもたちがマネしたら困るので、朝早く、こそっとのりました」とも説明していて、想像するとなんだ教頭先生がかかわいらしく思えてくるような内容です。
他にも、最近見たという東大生が出ているクイズ番組の話では「1問でも東大生に勝ったりする問題があると、けっこーうれしくなったりします(東大に入れたかも?) テレビ局の思うツボでしょうか」と書いていたり、給食がパンだった日は「ごはんもパンも好きですが、パンは早くお腹がすくのが困ります」と、夕方ごろにはお腹が空いてくると書いていたり……。
また5年生のドッジボールに加えてもらったときには、「先週3年生とやって目が慣れていたので大丈夫でした」「ちょっと自信を回復しつつあるのですが」としつつも、「6年生とはまだやる勇気がない、教頭先生なのでした」と、生徒たちには話さない心の内を書いています。どれも短い内容ですが、読んでいてつい笑ってしまう、そんな教頭先生の人柄が伝わってくる温かい文章に癒されます。
せせさんによると、この下校を知らせる一斉メールは手の空いている先生が担当していて、教頭先生の場合にこういった内容が書かれているようです。別のメールでは組体操の補助をしたとき、タワーで一番下で土台となっている生徒が「(完成したところを)見たかったなぁ」とつぶやいていたことを伝え、「当日、写真やビデオで撮ってあげてくださいね」と伝える場面も。
Twitterではそのメールの内容に「ステキ」「(文章が)あたたかい」「かわいい」といった声が寄せられ、たくさんの「癒されました」と「ほっこりした」が集まる人気で、いいねが10万を超える勢いとなっています。
画像提供:@sese0321さん
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