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「メンヘラの孤立を解消したい」 支援団体のデータベース作成を目指すクラウドファンディングが実施中

目標は、当事者と支援者のリアルなつながり。

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 メンタルのしんどさやつらさを抱えている人のために、全国のNPO、自助グループ、支援団体のデータベースを作る計画が、クラウドファンディングサイトCAMPFIREで進行中です。


メンヘラ.jp 心の問題を抱える方を支えるためのプロジェクトがクラウドファンディングに (CAMPFIREより)

 発起人は、精神的に問題を抱えているメンタルヘルス当事者を対象としたオンラインコミュニティーメディア「メンヘラ.jp」の運営者である小山(HN:わかり手)さん。同サイトは当事者の孤立を防ぎ、オンライン上で他者とつながりを持たせることがコンセプトで、月間約80万PV(ページビュー)を誇るといいます。


メンヘラ.jp 同サイトは多くの当事者が閲覧している (CAMPFIREより)

 今回の計画では、「当事者と当事者」をつなげてきたメンヘラ.jpの次のステップとして、「当事者と支援者」のつながりを築いていくことが目標になっています。

 具体的な手法として予定されているのが、全国のNPOや自助グループへの突撃取材。小山さん自らがライターと共に「突撃し、足を運んで、取材記事を書きまくる」ことで、取材先の各コミュニティーを地域や支援対象別にデータベース化。最終的には支援者や当事者が口コミを投稿できるような形を目指します。

 小山さんは「日本では多くの自助グループや支援者団体が様々な理念の元に多様な活動を行っています。しかし、それらの活動をオンライン上に紹介するメディアは、ほぼ皆無であるのが実情」と問題点を指摘。地域における社会資源の「見える化」の必要性を訴えています。


メンヘラ.jp データベース化によって、当事者への支援活動や社会復帰がスムーズに (CAMPFIREより)

 クラウドファンディングの目標金額は300万円。達成金額いかんにかかわらず全額入金される「All-In方式」で、スタートから3日間で100万円を突破しています。ファンディングの期限は2018年2月24日。

 資金の使い道は、取材やコンテンツ制作、システム構築費用、機材などの諸経費。出資者にはリターンとして、Thanksページ内での氏名掲載(HN、匿名可)、同人誌『メンヘラ.jp運営史』のプレゼント、小山さん本人による花束を持参してのお礼訪問、「12年前、編集長(小山さん)がうつ病で精神病院に入院していたとき付けていた黒歴史ノート」の贈呈などが用意されています。


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