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服の片付けや不要チラシの始末など「名もなき家事」の価値は? 大和ハウスが「家事年収シミュレーター」公開

「家事」として認識されにくい細かな作業まで含めた作業による負担を、賃金の形で示します。

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 家事による負担を、労働として考えた場合の賃金に換算する「家事年収シミュレーター」を、大和ハウスが公開しました。普段さまざまな作業にかかっている時間を選ぶだけで、家事による負担を数値化してくれます。


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 大きな特長は、「名もなき家事」まで計算に含まれる点。これは同社の調査によって挙げられた、「脱ぎっぱなしの服をしまう」「不要なチラシを捨てる」といった、家事として認識されにくい作業を指すものです。こうした負担は軽微かもしれませんが、積み重なれば重荷になるもの。掃除や洗濯、炊事といった大枠だけでなく細かい作業まで家事として見ることで、家庭全体の負担が分かるということです。


掃除

生活

洗濯

料理

育児 掃除であれば「ごみの分類」、料理であれば「献立を考える」など、家事にかかる時間としては勘定されにくい作業まで設問に含まれている

 使い方は1週間のうち、各作業に充てる時間を選ぶだけ。「掃除・ごみ捨て」「生活」「洗濯」「料理・買い物」「育児」の5段階に渡る質問に答えると、内閣府の調査をもとに家計研究家の氏家祥美さんが監修した計算により、家事による負担が年収という形で示されます。


結果 無精者の筆者ですが、それでも数字は100万を超えました

 氏家さんは「プロにこの作業を依頼した場合いくらかかるか」という観点で計算していますが、実際は家族全員の予定や健康状態を把握し、全てがうまく回るようにマネジメントすることが、外注に任せられない重要な役割だとコメント。このシミュレーターが家族で家事のシェアについて話し合う良い機会になることを願っています。


(沓澤真二)


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