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日本のカレーが生まれたのは「船乗りがシチューを食べられなかったから」
解説
「日本のカレーライスは、発祥の地であるインドではなく、イギリス海軍に由来。その名残か、海上自衛隊は今も週1回カレーを食べている」という話を耳にしたことがある人は多いのでは? では、そもそもイギリス海軍がカレーを食べるようになったのは、なぜなのでしょうか。
イギリスでは昔からシチューが定番料理の1つとして親しまれていたのですが、船乗りは職業柄、食べられないことがありました。「牛乳が日持ちせず、長期間の航海には向いていない」というのがその理由。そこで牛乳の代わりに保存の効く香辛料を入れたのが、イギリス式カレーなのです。ちなみに、具材は肉やにんじん、たまねぎなど。要するに、シチューと一緒です。
イギリス海軍は、このカレーを軍隊食に採用。明治初頭、同国の兵式を採用した創設期の日本海軍にも伝わりました。当時、兵隊の栄養不足に悩んでいた日本海軍は「栄養バランスが良い」「大量調理もしやすい」といった理由から、イギリス式カレーを歓迎。今ではすっかりおなじみですが、このころは画期的なメニューとして受け止められていたようです。
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