SNSサービス「Twitter」で、ツイートにグロテスクな画像をリプライで送りつけるという迷惑行為が横行しています。これについてねとらぼ編集部が取材したところ、Twitter社は「ご報告いただいたものの処理を迅速に行うとともに、対策を行います」とコメントしました。
以前から問題となっていた“グロ画像リプ”ですが、2018年1月4日ごろから激化。当初はアニメやゲームに関連する人気ツイートに人の死体などの画像をリプライするという迷惑行為が行われていましたが、その後ジャンルを問わずさまざまな人気ツイートにこうしたリプライが送りつけられています。
また中にはプロフィールの欄に「本垢は○○」と無関係の人のアカウント名を書き込んだなりすましアカウントが“グロ画像リプ”を行っている場合もあり、非常に厄介です。
こうした状況についてユーザーたちからは「何がしたいんだあれ」「きつい…」「グロ耐性無かったら吐きかねないレベルのグロ」と悲鳴が上がっている他、「グロ画像見つけたらそこにはリプライせず、#このリプ欄にはグロ画像があります を“元ツイに”貼ってください」との自衛手段を呼び掛け、スパム通報を行っているアカウントも存在しています。しかしこれらのアカウントは、凍結されてもまた似たような名前で復活するといったことを繰り返しており、いたちごっこの状態に陥っています。
Twitterを取材
ねとらぼ編集部ではTwitter社を取材。もし“グロ画像リプ”を発見したらどうすれば良いのか。また今後Twitter社は何らかの対応を取る可能性があるかなどについて聞いてみました。
――“グロ画像リプ”について利用者から悲鳴があがっています。
Twitter:はい、把握しております。
――もし“グロ画像リプ”に遭遇したら、どのような対応を取ればよいのでしょうか。
Twitter:応急処置として、「ツイートに含まれる不適切なメディアの表示を管理する方法」をおすすめします。まずTwitterにログインし、「プライバシーとセキュリティ」の設定に移動します。そして「画像/動画の表示」セクションで「不適切な内容を含む可能性のある画像/動画を表示する」の横にあるチェックボックスをオフにしてから、設定を保存します。
【おわびと訂正:2018年1月15日12時00分 当初、「チェックボックスをオン」と書いていましたが、「チェックボックスをオフ」にするの誤りでした。お詫びして訂正いたします。】
――Twitterへ“グロ画像リプ”を発見したと報告する場合にはどうすればよいのでしょうか。
Twitter:ツイート内のメディアを報告する方法があります。Twitter for iOS、またはTwitter for Androidアプリで報告したいツイートを表示し、アイコンをクリックまたはタップします。最後に問題の詳細から「不適切な画像を表示している」を選びます。
――迷惑行為を行うアカウントが凍結されても、またすぐに別のアカウント名で復活してしまうという問題も起きているようですが、Twitter社として何らかの対応を予定していますか。
Twitter:有志の方々が「#このリプ欄にはグロ画像があります 」というタグを使ってレポートをしてくださっているということも伺っています。Twitterにご協力くださっている皆さまに心からお礼を申し上げます。もちろんTwitter側でもご報告いただいたものの処理を迅速に行うとともに、対策を行います(ただし、対策内容は公開申し上げられない場合がありますことをご容赦ください)。
(Kikka)
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利用者からは安堵の声が上がっています。