Twitterユーザーに匿名で質問を送ることができるサービス「Peing - 質問箱」の公式Twitterが1月18日、不適切な表現の投稿によりTwitter上での活動自粛を発表しました。ところが1月20日に、突然「自粛中ですがこれだけは言わせてください。質問箱の中の人はイキリオタクです」という謎のイキリツイートを投稿し、担当者が交代するという謎展開に発展しています。なんだこれ。
Peingは海外で類似サービスが流行していた2017年11月ごろに、個人開発者によってリリースされた匿名質問サービス。月間2億PVという急成長を経て、2017年12月にジラフに買収されました。
きっかけは1月16日に同サービスの利用状況について公式アカウントが「自作自演の質問が30万件ありました。相当飢えているようです」とツイートしたこと。さらに翌17日には「自作自演をしていた人の数としては14万人以上でした」と明かし、ユーザーからは驚きの声が上がる一方で、「自作自演」という表現や利用者の状況を突然暴露するという対応に対して批判的な声も上がっていました。
そんななか、公式Twitterは「炎上で公式アカウントのことが嫌いになっても質問箱のことは嫌いにならないでください!」「私、段ボールなだけに燃えやすかったようです。反省致しました」「みんなもっとユーモア持とうぜ」と反省しているのかしていないのか分からないツイートを連発。結果的に「当該アカウントのせいで皆様にご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ありません。一度本アカウントは運用方法を見直すため自粛期間に入ることに致しました」とツイートを自粛する旨を発表するに至りました。
事態が動いたのは1月20日の昼頃。活動休止を発表していたはずの同アカウントが突然「自粛中ですがこれだけは言わせてください。質問箱の中の人はイキリオタクです」などとツイートし、「全然自粛してなくて草」「自粛ってなんだっけ?」などユーザーを困惑させました。
その後、同アカウントは同日夕方ごろに新たなツイートを投稿。「今回、自粛期間中にもかかわらず、中の人間がイキリオタクを自称するツイートをしているのを発見いたしました(皆様から見ると同じアカウントですが)。事態を重く受け止め、担当者を完全に変更させて頂くことになりましたので、よろしくお願い致します」と発表しました。
こうした流れにTwitterでは「事態を重く受け止めてるのにツイートは消さないのか...」「自粛期間なのにツイートって」「今頃重く受け止めても手遅れな気がします」など困惑の声が多数。
さらにこれらのツイート騒動により、開発者である個人にも迷惑が掛かったとして「当サービスと開発者は既に関係がありません」「迷惑をかけてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しています。本当になんなんだよ……。
(Kikka)
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