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京大が「研究テーマのガレージセール」を実施 埋もれそうな研究テーマを再活用してくれる人へ譲渡する試み

諸般の事情で続けられなくなった研究テーマやデータなどを、一定の条件で他の研究者に譲渡。

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 京都大学が「研究テーマのガレージセール」を実施します。何らかの理由で継続できなくなり、そのまま埋もれてしまいそうな研究テーマやデータ、書籍などを一定の条件で他の研究者に譲り、活用してもらおうという試みです。


チラシ1 企画のチラシ案。なぜかロゴデザインが『ポプテピピック』に寄せられている

 大学や所属研究室の移籍などの事情で続けられなくなり、「他人に渡すのは惜しいが、このまま消えゆくのはもっと惜しい」といった研究を、1月5日から2月5日まで同学の教職員より募集。出品物は吉田キャンパスで2月19日から23日まで展示されます。


チラシ2 チラシ案より、募集要項など

 展示物は学内外の研究者や企業関係者など誰でも自由に閲覧でき、譲渡を希望する場合は会場のPCから申し込むことが可能。「アイデアやデータは自由に使っていいが、著作人格権だけは放棄しない(例:アイデア元を明記する)」という条件のもとに活用できます。この施策で日の目を見た研究が開花し、世の中に役立つ――そんな未来が願われます。


(沓澤真二)


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