世界一硬い食べ物としてギネスにも認定される「かつお節」でナイフを作ってみた結果がすごいことになっています。以前に「錆びた包丁」や「100円ショップの包丁」を手作業で研いでいたYouTubeの投稿者が本気を出してしまったようです(関連記事)。
そうは言っても今回は水にぬれると品質が落ちてしまう“食品”なので、やはり研ぐというより、削る作業からスタート。通常削るための道具・鉋(かんな)の刃を調節したら、まず表面が平らになるよう削っていきます。
形の様子を見つつ削っていくと、当たり前ですがどんどんとできていく削り節。ナイフより先に良いだしが作れそう……!
しかし途中で本体のかつお節にひび割れが起きてしまうアクシデントが発生。どうするのかと思っていると、ためらいなくその部分をごっそり折ってから、再び鉋で削って形を整え直し始める投稿者……。やはり硬いといっても食べ物、一筋縄ではいかないようです。
そこからさらに消毒した鉄工用ヤスリで表面を研削して大体の形ができたら、オーブンで焼いて乾燥させ、ついにナイフとなるための研石が登場。水を使わず丁寧に研いでいったら、ついにかつお節ナイフの完成です。
ほれぼれとするような曲線美と、かつお節ならではのルビー色がかっこいいですが、厚さとしては薄くなったかつお節がどれだけナイフとして使えるのか? 気になる試し切りでは、3重になった紙でも難なく切ることができ、まさかの空き缶も刺すようにして貫通させることができるという結果に(!)。これ完全に凶器だわ……。
コメントでは「すごい」と驚く声に「初めてかつお節がかっこいいと思った」といった声が寄せられ、海外ユーザーからも「これまで見た中で最もおいしいナイフ」という声が上がる人気に。中には動画内でちゃっかりつまみ食いする姿に笑わせられる人の声も上がっています。
画像提供:! 圧倒的不審者の極みさん
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オリハルコン製かな。