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円山動物園(北海道・札幌市)が、日本の動物園・水族館で初めて「アメリカドクトカゲ」の繁殖に成功したと発表しました。
アメリカドクトカゲは、アメリカ南西部やメキシコの砂漠・荒地などの乾燥した場所で暮らすトカゲ。トカゲの仲間では珍しく毒を持つ種類です。
同園では2010年からアメリカドクトカゲの飼育をスタート。生育地の気候情報をもとにした日長管理や冷暗室で冬眠させるなどの環境管理を続けた結果、2017年7月に4卵の産卵があり、うち1卵が11月25日に孵化しました。
孵化した個体の現状のサイズは全長約15センチ、体重は約36グラムで性別は不明。餌付けを終え飼育が安定してきたため、2月4日から「は虫類・両生類館」センターラボ内で展示を開始しています。
アメリカドクトカゲは成長するとピンクと黒のまだら模様になるそうですが、写真を見たところ今はまだ白と黒のまだら模様。それほど毒々しいイメージはありません。
IUCNレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている貴重なトカゲに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
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