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【10秒雑学】「刑事」が「デカ」と呼ばれるようになった理由

「刑」を「デ」、「事」を「カ」と読んでいるわけではありません。

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 10秒で読める雑学のお時間です。今回のテーマはこちら。

「刑事」が「デカ」と呼ばれる理由



 洋服同様、和服にもコートのように使える防寒着があり、明治時代には、そでのたもとが角ばった「角袖外套(かくそでがいとう)」が登場しました。明治期の私服刑事は、この角袖外套を着用していたことから「角袖」などと呼ばれていました。

 この言葉の音を「カクソデ → クソデカ(糞デカ)」と並べ替えた蔑称が使われるようになり、さらに「クソデカ → デカ」と省略されたことで生まれたのが、刑事を指す「デカ」という言葉です。時代をへて侮辱の意味合いが弱まったためか、TVドラマ「スケバン刑事」などのタイトルにも用いられました。

 ちなみに、角袖外套は男性が着るもの。今更ツッコむのもアレですが、巧みにヨーヨーを操る制服姿の女子高生がデカを名乗るのは、いくら何でもぶっ飛びすぎているような……。


ちなみに、角袖外套は「角袖コート」などの名称で、現在も販売されています(Amazonより)


かつての刑事もこんな姿だったのかな……?(Amazonより)

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