advertisement
冬場の愛犬の足のトラブルに関する情報や獣医師によるチェック項目、対策などを犬の靴・靴下専門ECサイト「docdog(ドックドッグ)」が紹介しています。
docdogでは冬場特有の要因が関係する趾間炎(しかんえん・足の指と指の間の炎症)を「冬の趾間炎」と呼んでいます。
docdogの専属獣医師によると次の10項目に当てはまる犬は寒さに弱く、冬の趾間炎になりやすい可能性があるので注意が必要とのことです。
- 年齢が1歳までの幼犬、10歳までの小型犬シニア期、7歳までの大型犬シニア期のいずれか
- 体重10キロ未満の小型犬種
- シングルコート犬種(プードル、マルチーズ、ヨークシャーテリア、パピヨン、ボクサー、グレイハウンド等)
- 冬場の散歩時に震えていることがある
- 冬場、毛布やタオルケットに潜り込む
- 冬場、散歩に行きたがらないことが多い
- 冬場、部屋の中で体を小さく縮こませていたりすることがある
- 冬場は、普段より人に身体を密着してくることが増える
- 冬場、水を飲む量が減る
- 冬場、尿や排便の不調がいつもより増える
また、次のような症状が1つでもある場合、冬の趾間炎の可能性があるので様子を見て近くの獣医師に相談するように呼び掛けています。
- 足先を痛がっていたり、痒がっている様子がある
- 肉球が過度に乾燥していたり、あかぎれている
- 趾間/肉球に切り傷ができている
- 最近、足先をなめたり、噛んだりしていることが増えた
- 最近、散歩に行きたがらない
- 特定の足を触ると嫌がる
さらに、冬場の散歩道に潜む足トラブルの4つの要因を挙げています。
- 物理的な要因:とがった氷片や雪玉など
- 化学的な要因:融雪剤として使われる塩化カルシウムなど
- 冬の寒さ:低温状況下での足先などの血流の悪さ
- 乾燥:肉球や皮膚の乾燥
実際に北海道で犬を飼育している人を対象にしたアンケートでも、冬場の散歩道の8割以上が雪道であり、上記のようなトラブルの要因に遭遇したことがあると答えています。
docdogはこれらの対策として犬用の靴や靴下を使用することが有効であるとしています。雪国で暮らすワンちゃんはもちろんですが、普段雪が降らない地方のワンちゃんは雪や寒さに体が順応しておらず、飼い主さんがリスクを認識していない場合も考えられます。
大切な愛犬の足を守るために、靴や靴下を取り入れてみるのもいいかもしれません。
雪国・北海道の愛犬飼育事情についてのアンケート調査結果
雪国の飼い主さんがしている対策の1位は体温調節。約4割の飼い主さんが愛犬の足のトラブルを経験しています。
犬の靴・靴下の認知度は9割以上でありながら、着用させたことのある飼い主さんは3割以下、現在も着用させている人は1割程度という結果でした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「犬にぶどう、レーズンを与えるのはNG」動物病院が注意喚起 どんなリスクがあるのか院長に聞いてみた
犬は甘いぶどう、レーズンを好む傾向があるのですが……。 - 犬の味覚は人間の5分の1? 犬が好きな味と「手作り食」で注意したいこと
犬が喜ぶ食事とは。 - 「絶対に紐で遊ばせてはいけない」 注意! 猫の“紐誤飲”は命の危険につながります
猫バンバンに次ぐ、大切な注意喚起です。 - 「猫の写真を撮るときにフラッシュを使わないで」 失明の危険性を訴えた注意喚起が話題に
敷地内の飼い猫をフラッシュ撮影され失明する猫が出てしまったとのこと。 - 心強いワン 愛犬の情報をひとまとめにできる「マイワンバーカード」が新登場
かっこいい写真で作って欲しいワン。