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デザイナー向け専門誌『デザインのひきだし33』(2月8日発売/税別2000円)が一風変わった装丁のデザインで話題になっています。雑誌なのにダンボール箱のようなデザインの表紙はなぜ生まれたのか、出版元を取材しました。
『デザインのひきだし』とは、デザイナー・紙・印刷に携わる人向けにデザイン・印刷・紙・加工を紹介する雑誌。毎号ユニークな付録や装丁も話題となっており、“印刷にも使える和紙”を紹介した29号では、表紙はもちろん中身も全て和紙というこだわりを見せるなど、業界内外から一目置かれています。
そんな同誌ですが、今回は一見段ボール製の箱にしか見えないような立体的なデザインの装丁が、目を引きます。箱の中に雑誌が入っているのかと思いきや、なんとこの箱自体が表紙になっているという奇抜なデザインで、SNS上では「毎度ぶっ飛んでますね!!」「内容も最高、付録も良すぎて頭おかしい」「箱ごと表紙にしてしまう斬新さに感動」などさまざまな反響が寄せられています。
しかし気になるのは、なぜこのようなデザインが生まれたのか――。版元のグラフィック社を取材しました。
ヒット連発『デザインのひきだし』担当者に聞く、箱入り風デザイン誕生の訳
取材に応じてくれたのは『デザインのひきだし』の編集担当者・津田淳子さん。これまでにも紙面で紹介した紙のサンプルを一冊の付録本にするなど、ユーモアあふれるヒット企画に携わってきました。
――最新号を初めて見たとき、「箱?だけど雑誌なの!?」と驚きました。なぜ今回はこのような表紙のデザインになったのでしょうか。
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