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2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターが発表されて一夜。採用されたデザイナーに支払われる金額が「100万円(税込み)」なのは少なすぎるのではないか? という声がSNS上で多数上がっています。そんな状況を受けてか、採用されたイラストレーターの谷口亮さんが「不満はないです」と自身のTwitterアカウント上で反応しました。
全国の小学生による投票の結果選ばれたマスコットキャラクター。デザインは公募され、入選作品には賞金10万円、採用作品には100万円が副賞として支払われます。また、応募にあたっては、権利を全て組織委員会に無償で譲渡することが条件になっており、今後グッズなどで発生する利益はデザイナーに一切還元されません。
これから大きな利益が見込まれるだけに、SNS上では「衝撃を受けた」「せめて税別100万円にしてやってくれ」「クリエイターがこんな仕打ちにあうの、ちょっと許せない」「僕には何も出来ないので、せめて作者の名前よ売れてくれー!」と、100万円で買い切りという形式に納得がいかない人が多いようです。
ですが、採用された当の谷口さんは、賞金以外にロイヤリティーが発生しないことは納得済みだった様子。谷口さんはツイートで、「むしろお金には変えられない名誉なこと」「これから自分の頑張り次第だと思ってます と言うわけでキャラクターのご依頼お待ちしてます」と、今後への意気込みを伺わせています。
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発表は2018年夏。