創作者とキャラクターの関係性を分かりやすく分類したイラストが、Web漫画家のgum(@gumhamham)さんによってTwitterに投稿され、ネットユーザーの注目を集めています。自身が生み出したキャラをあなたはどう扱う?
このイラストに登場するのは「親タイプ」「クラブのママタイプ」「映画監督タイプ」「箱庭タイプ」からなる4つの創作者の性格。最初の親タイプでは、自身の創作キャラは1人。あたかも自身の子どものように扱い、特別な存在とするためにオッドアイ等特殊な設定やデザインで個性をつけ、「うちの子」と呼ぶのが特徴とのこと。
クラブのママタイプはその名の通り創作者がクラブ経営者のように多数の「うちの子」(主に10代〜20代が多い)を所有し、それぞれに詳細な設定を持たせていることがポイント。舞台設定にもこだわりを持ち、イラストや数ページの断片的漫画でしばしば彼らを登場させますが、本格的な長編作品は作らない傾向にあるようです。
続いて映画監督タイプというのはストーリー重視な人。長編や短編の物語に登場させるための年齢性別の異なる「役者」を多数所有していますが、キャラ個人の設定はそこまで作り込みません。役者としての役どころを重視しているため、前述した親タイプやママタイプのように「うちの子」として扱うことに違和感を覚えてしまうのです。
最後の箱庭タイプはクラブのママタイプと映画監督タイプの中間的存在で、自身の創造した世界観を大事にする人。自キャラ同士の関係性や彼らの活躍する舞台を作っていきたいと考えており、イラストや漫画、小説などさまざまな形で物語を表現する傾向が強いです。またもうひとつの特徴として物語を完結させず、延々と創造した世界での物語を続けたがるとしています。
オリジナルの小説や漫画を創作した経験の方なら「確かに!」となってしまうこのイラストに、創作クラスタからの反応も続々。「箱庭に心当たりありすぎました」「自作品がどうなってほしいかを考えさせていただきました」「創作を形にする事の大変さと意義を気付かせてくださいました」といったクリエイターたちからのコメントが見られました。なお、このイラストを描いたgumさんは、公式HPとPixivにて「ギリギリ人生」という医療系日常漫画を連載しています。
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