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小さな街を閉じ込めたガラス作品がキラキラきれい 夢あふれるファンタジーの世界に心が洗われる

製作の様子も楽しそう!

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 ガラスの中に建物や星を閉じ込めた作品が美しくて感動的だとTwitterで人気です。透明なガラス作品だからこそできる表現!

 「記憶のまち」というタイトルで制作されたこれらの作品はガラス作家の林彩加さんによるガラス工芸作品です。子どものころ、ガラスの中にはこの世界とは違う別の世界があると信じていた林さん。そのころに思い描いていた空想の街を形にしているそうです。

 Twitterで「#私の作品もっと沢山の人に広がれ祭り」のハッシュタグをつけて投稿され、注目を集めた林さんの作品。ひとつひとつに世界観があり、それぞれが物語を作り上げているようです。

 「水中のまち」は青いガラスの中に気泡が入っていて、底には一軒の家が建っています。ブクブクと空気が泡立つ水中に街があって、水の中に人が住んでいるのではないかと思わせるような作品に仕上がっています。「星が降り注ぐ街」では、ガラスの中に街並みを作り、月と星を浮かべています。暗い中で照明に当てると月明かりに照らされた街並みのように見えるので驚きです。

 作品の制作にはおよそ2週間かかり、4回も窯に入れて焼くとのこと。時間も手間もかかります。

林彩加 ガラス工芸 水中のまち
「水中のまち」青いガラスの中に入っている気泡の効果で、本当に水の中に誰かが住んでいるように思えてきます
林彩加 ガラス工芸 記憶のまち
夜空に月と星が浮かんだ作品は、不思議な力を持っていそうな雰囲気があります
林彩加 ガラス工芸 星が降り注ぐ街
「星が降り注ぐ街」本当に月明かりに照らされた街みたい!
林彩加 ガラス工芸 記憶のまち
空に街が浮かんでいるおとぎ話のような作品。色合いもかわいらしい

 作品を見たユーザーからは「すごくきれい」「心が奪われるとは、まさにこのこと」「一瞬で引き込まれた」などの絶賛の声が上がっています。

 

林彩加 ガラス工芸 櫻守
「櫻守」満開の桜が咲く樹の下に家が一軒。長年この桜を見守っている人が住んでいるのかもしれません
林彩加 ガラス工芸 記憶のまち
ガラス工芸に光が当たると影もアートの一部になります。日当たりのいい部屋に飾りたい!
林彩加 ガラス工芸 記憶のまち
ガラスの中に雪が降っているみたい!

 窯入れが終わった後に石膏の型を割る工程も、動画で見ることができます。割ってみてからでないとうまくいっているか分からない、ワクワクドキドキの時間です。

林彩加 ガラス工芸 記憶のまち
ハンマーで石膏を叩き割って作品ができているか確認
林彩加 ガラス工芸 記憶のまち
きれいにできてる!

 林さんの作品はTwitterの他にInstagramでも公開されています。また、今後もギャラリーやデザインフェスタでの展示と販売を予定しているそうです。ガラス作品は光の反射を使ったり暗い部屋でライトを当てると、また違った顔を見せてくれる楽しみがあります。実際の作品を手に取ってその世界に浸ってみたいものです。

画像提供:コロロ硝子(@koloro_glass)さん


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