講談社は、新人漫画家が講談社の漫画誌7誌の編集者100人超と出逢える漫画投稿サイト「DAYS NEO」のβ版を公開しました。正式リリースは4月2日を予定しています。このサイト、あらゆる意味で画期的です。
従来の漫画投稿サイトの場合では、漫画家が投稿した作品を読者が評価して、それに基づいて編集者がアプローチすることが多くありました。DAYS NEOでは、編集者が投稿された作品に対して直接メッセージを書き、「この漫画家さんの担当になりたい」と思った場合には「担当希望」する仕組みになっています。そのプロセスは完全公開され、誰でも見られるようになっています。漫画家さんをスカウトする状況を垣間見ることができるのです。
作品を投稿した漫画家は、担当希望を受けたら編集者のプロフィールを確認してから担当してもらうかどうか決めることができ、複数オファーがあった場合は「逆指名」も可能となっています。担当希望がなかった場合でも、編集者からのメッセージを今後の執筆への一助とすることができます。
一般ユーザーは投稿された漫画を無料で読むことができ、「お気に入り」にした作家や作品の新作が投稿された際に通知を受け取れる機能もあります。従来のサイトと違うのは、編集者が漫画家に送ったメッセージや担当希望が完全公開されており、一般ユーザーもやり取りを見られるということ。自分が気に入った作家や作品が漫画編集者からどのような評価をされているのかも分かり、実際に編集者がついてデビューまでできたら青田買いした気分になれそうです。
公式タグでは「青年誌志望」「月刊連載希望です」などの掲載媒体を指定するものだけではなく「ネーム原作者志望です」「アシスタントやりたいです」「アドバイスください」といったニーズにも対応しています。
編集者に直接見てもらうために編集部やコミティアなどのイベントで対面する、というプロセスに対してハードルが高いと思っていた人でも、投稿することで編集者からアドバイスがもらえるようになっただけでも画期的ではないでしょうか。
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