付き合い始めた親友2人に“僕”が抱く気持ちとは 幼なじみ3人の漫画「ブルーデイジー」に「スキ」「尊い」の嵐(1/2 ページ)
この感情は「寂しい」のか「悔しい」のか……?
漫画家・みか(@mika_nist)さんがTwitterに投稿した、幼なじみ3人が登場する漫画「ブルーデイジー」が心に優しく響く展開で人気を集めています。
小さい頃からいつもどこへ行くにも一緒だった3人。転んで泣く“僕”の腕を引っ張っては元気づけてくれる男の子に、笑顔がかわいい女の子。そんな2人を親友だと話す男の子の“僕”は、また同時に「すき……なのかな……?」と、胸の中に女の子への好意のような感情を覚えます。
幼い時はあっという間に過ぎ、眼鏡をかける学生になった“僕”は、ある日手を繋いだ2人の親友から「お前には最初に伝えておこうと思って」と、付き合うことになったという報告を受けます。しかしこの時彼が胸に抱いたのは、自分でもよくわからない“違和感”。「寂しい」のか「悔しい」のか、なにかわからず疑問を抱く彼でしたが、親友2人が仲違いする光景を見た瞬間、強い気持ちが彼を襲います。
彼女を泣かせてしまい、顔を伏せては「……俺じゃなくてお前だったらよかったのかもしれないな」と口を切る親友。全部気づいていたけれど知らないふりをしていたと明かし、「お前も好きだっただろ」「あいつのことずっと」と指摘するように言いますが、それに対し眼鏡の“僕”は「違うね」と否定します。
親友に向かって真剣な目で話す“僕”は「この世で一番彼女を幸せにできる人間はお前だって確信してる」と断言。「けど、お前がそれをできないって突っぱねるなら、自分の気持ちを誤魔化そうとするくらいなら、そのときは」と、――お前の代わりに――“僕”が彼女を幸せにすると伝えるのでした。
眼鏡の彼が小さい頃から胸に抱いていた気持ち、それは側でずっと見てきた“親友2人のこと”が好きという感情。「君のとなりにいるときの彼女が」「彼女と一緒に笑う君が」好きだと心から思う彼は、「だから君たちが迷ったときは、僕がいくらでも背中を押すよ」と胸の中で誓うように思い、最後は「…もう二度と、僕にこんなこと言わせるな」と親友に言う姿が描かれています。幼なじみならではの3人の関係性にグッとくる……!
Twitterでは「キュンとした」「尊い…」とセリフや展開が心に刺さった人の声が寄せられ話題に。またみかさんが「よくある幼なじみの話」と投稿しているように、幼なじみあるあるといった声もありますが、その3人の感情をシーンや表情など繊細な描写で表現した内容に「泣いた」と感動する人の声も上がっています。ちなみに「ブルーデイジー」とは漫画内にも登場する草花の名前ですが、その花言葉などを調べてみるのも面白いかもしれません。
みかさんは他にもさまざまな漫画をTwitterとpixivで投稿していて、以前にも幼なじみものの漫画を描いて話題に。また、ド卑屈で臆病な“ウサギのぬいぐるみの姿”をした少女・七海と、転校生・時生との出会いを描いた漫画「トキオトナナミ」をガンガンONLINEで連載。こちらはすでに完結し、コミックス全4巻が発売中となっています。
画像提供:みか(@mika_nist)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.