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レゴで作ったエスカレーターが本当に動く! 精密な仕掛けの数々にネット騒然

機械を組むためのシリーズ「レゴテクニック」を使用した力作。

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 レゴで作った、本物のように動くエスカレーターの動画が、Twitterで絶賛されています。モーターや歯車など、機械を組むための部品を収録する「レゴテクニック」シリーズを用いた力作。もしレゴサイズの人がいたら普通に乗れそう。


レゴ 本物と同様にステップが動き、上部に吸い込まれていく

レゴ 全体像を見ると、ステップが循環する構造が分かる

 動画にはボールを輸送する貨物車と、回転する工業用機械のような作品も収録。ベルトコンベアーや荷台などがなめらかに動く様子は、眺めていて飽きません。このていねいな仕掛けを作り上げた、はしもと(@05yattaran)さんに詳しい話を聞きました。


レゴ ボールを積んだ貨物車が到着

レゴ 荷台が回転してザーッ。下ろされたボールはベルトコンベアーで運ばれていく

レゴ 6又の回転台がボールを運ぶ不思議な機械

レゴ 台がレールのところで止まると、ボールを押し出す

 はしもとさんはレゴテクニック歴8年。最初にエスカレーターを製作したのは2011年のことで、ブログやYouTubeに投稿しています。このときは手回しで動かすものでしたが、2カ月後には電動化に成功2016年の改良版では手すりやステップなどの見た目を本物に近づけました。その後も少しずつ改良を重ね、動きがよりスムーズになっているとのこと。エスカレーター模型に歴史あり。

最初期の手動版
電動化したバージョン2
Twitterで披露したものに近いバージョン3

 Twitterで公開した2番目の作品は、貨車を丸ごと回転させて積載した石炭を下ろす、実在の機械をモチーフとしたもの。日本では少なくなったものの、海外では現役で使用されているのだそうです。

 3番目の作品は「ジェネバ機構」と呼ばれるもの。モーターの連続した運動を断続的な回転に変えて、中央の台が一時的に停止している間に、ボールの受け渡しを行います。

 「簡単にパーツを取り外して組み直せるのが、レゴのすばらしいところ」と、はしもとさん。長年積み上げてきた作品がTwitterで脚光を浴びたことで、日本テレビの番組「ZIP!」からも取材を受けたそうです(3月23日放送)。

 今回紹介した作品はまだ改善の余地があり、今後も改良を続けるとのこと。レゴの世界は奥が深い……。

画像提供:はしもと(@05yattaran)さん

(沓澤真二)


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