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なんで駄菓子屋ってあんなにギャンブル性が高かったんだろう?

子どもの射幸心を無限にあおってくる。

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マイクロメモリーズ

ライター:斎藤充博

斎藤充博

記事を書くことがどうしてもやめられない指圧師です。「ふしぎ指圧」を運営中。

Twitter:@3216ライター活動まとめ

連載:マイクロメモリーズ

1982年生まれの筆者が、人生を通じて出会ってきた物たちの「みょうに細かい超個人的な思い出」をマンガで振り返ります。



 僕が小さい頃は駄菓子屋がたくさんありました。駄菓子屋はたんにお菓子を買うところではなくて、子ども達が遊ぶ場所。毎日たくさんの子ども達が集まっていました。



 子どもの頃にあちこちにあった駄菓子屋。今ではノスタルジックの代名詞の様に言われていますが、なかなかすごい場所だったと思います。

 大抵の駄菓子屋って、薄暗くてほこりっぽいですよね。そして子どもをすぐ怒るおばちゃんがやっている。売られているお菓子はなぜかほとんどが当たりつき。良いのが当たると子どもが大声を出して歓喜していて……うるさい。

 中には駄菓子屋で使える金券が当たるお菓子もありましたよね。奥の方には、コインをはじくゲームがあって、ほとんど「パチンコ」なみのギャンブル性。学校で行き場を失った中学生達が小学生に意地悪をしたりして……。

 それでも僕は駄菓子屋が大好きで、しょっちゅう行っていました。今思えば、あのアンダーグラウンドな感じに引きつけられていたのかもしれません。

 大型ショッピングセンターの中に入っている小ぎれいな駄菓子屋とか、あるいは大人が行く「駄菓子が食べられるバー」なんかを見ると「本当の駄菓子屋ってそんなもんじゃないだろう」と言いたくなってきてしまいます。

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