Twitterユーザーのロボ富(@roboandme)さんが投稿した、ポケモンのプリンと女の子が登場する二次創作漫画が多くの感動の声を集めて話題になっています。
捕まえるのが下手で、まだポケモンをもったことがない女の子。そんな彼女に、ミミロルと仲良しな友だちが、自分の持っているもう1匹の“亡くなったおばあちゃんのポケモン”を渡します。どうもプリンはちょっとだけよそよそしい性格らしく、「もし合わなかったらいつでもまた私がめんどうみるから!」とのこと。
女の子は初めてのポケモンにドキドキしつつ、お家に帰ってボールの中の「プリン」と対面。そのかわいさにキュンとしては、おどおどと慣れないあいさつをしますが、プリンは部屋をキョロキョロとしては何かを探すように動き回るので、どうすればいいかわからなくなってしまいます。
しばらくしてプリンは自分の自由な行動にハッとしたようで、丁寧にあいさつ。「思ったより仲良くできそう……」と女の子もうれしくなっていると、プリンのお腹の音に気づいておにぎりを渡します。すると「一緒に食べましょうよ〜」とばかりに半分こしては、お腹いっぱいの女の子にも渡すプリン。その後もよそよそしいどころか結構グイグイくる初めてのポケモンに翻弄されるも、最後は同じベッドに仲良く入ります。そして隣では、プリンがある日の記憶を思い出していました。
それは、入院するおばあちゃんの病室。「今日はメロンパン全部食べていいわよ」と話すおばあちゃんは、続けてプリンに「あたしがいなくなった後に…誰かとおやつを半分こしたり、縁側で一緒にひなたぼっこしたり…隣で一緒に眠ったりしても、あたし達が友達ってことはかわらないの」と“ずっと友だち”だと伝えては、「だからね また絶対、だいすきなお友達を見つけるのよ」と約束させるのでした。
そんな病院のベッドで泣いた日の思い出を心に浮かべたプリン。おばあちゃんの言葉を胸に、今日出会った女の子の隣でいつかのように一緒に眠る姿が、温かい幸せで包まれたように描かれたラストとなっています。添い寝するプリンの穏やかな寝顔が心にくる……。
コメントでは「泣いてしまう」「号泣してる」と感動した人の声が多く寄せられ、また「プリンかわいい」といった声や「何回も読み返してる」「尊い」と、その優しい世界に称賛の声が上がる人気となっています。
ちなみにロボ富さんは投稿で、プリンはおばあちゃんの孫(※女の子の友達)とミミロルが“だいすきな友達”なのがわかったので邪魔するつもりがなかったということや、女の子の部屋でキョロキョロしていたのは「女の子ともうなかよしなポケモンがいないかどうか」探し回っていたことを説明しています。
女の子の部屋をよく見ると、置いてある小物や柄にいろいろなポケモンの姿が確認でき、それだけポケモンのことが大好きなのがわかります。
実はロボ富さん、ゲーム「MOTHER」シリーズの大ファンでもあります。「MOTHER」といえば室内などに印象的なガジェットを散りばめ、作品世界に住むキャラクターの背景を想像させる演出が印象的でしたが、そんな視点も漫画内に活かされているのかもしれませんね。
これからプリンとどう仲良くなっていくのか。それを想像するのも楽しい、ポケモン好きにはたまらない漫画でした!
画像提供:ロボ富(@roboandme)さん
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