一枚の板から彫った「木彫りの洋書」が驚くほどのクオリティーの高さです。本物の洋書と並べてもこの違和感のなさ。そしてなによりかっこいい!
パラッと開いたハードカバーの洋書を木彫りで見事に表現していて、なだらかで美しい木目のページが気品を感じさせるアート作品となっています。ちなみに再現された本の装丁は丸背のホローバック(※背表紙と本文の背の間に空間がある方式)で、細密なデザインに深いこだわりを感じさせます。
投稿・制作したのは、家具職人の河原清彦さん(@WoodArtistHiko)。大型のアンティークデザインな家具から、洋書の背景に写っているドアまでも全てイチから作っていて、今回のような繊細な彫刻も得意としています。
河原さんが運営する、フランス語で“夢をかなえる”という意味の「Realiser son reve」のInstagramやTwitterでは、そのさまざまな作品・家具を公開。依頼主の理想を形にし、その“夢”を現実にかなえるべくオーダーメイドで家具を製作していて、大きく神秘的なデザインのものから、特徴的なろくろ脚を持ちつつもシックなダイニングテーブルなど、ユニークながら高級感のある家具を見ることができます。
※「Realiser son reve」の実際の表記は一部の“e”にサーカムフレックスが付きます
また美しさに圧倒される手彫りの額縁から、優雅すぎる彫刻のハンガーなどもあり、さらには木で作ったアイアンフェンスなる作品も(!)。丁寧な塗装や仕上げの完成度の高さもあってか、河原さんいわく見た人が1人も木だとは気付かないということです。花の装飾が美しくもクール。
気になった人は、河原さんのサイトやSNSをのぞいてみると、これまでに作った作品や制作過程なども見られるので、心ひかれる家具(または彫刻)の世界に浸ることができますよ!
画像提供:河原清彦(@WoodArtistHiko)さん
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