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「誰か反応してよ大喜利」がTwitterで突如流行 無反応から一転リプ大爆発 企業アカウントも参戦

例えば「スター・ウォーズどれから見ればいい?」と言わせ、「時系列順に1から」「製作順に45612378」などと反応が来るまでを書く遊び。

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 さみしがり屋を題材にした大喜利が、4月上旬からTwitterで盛り上がっています。「Twitterやめようかな」「私なんかいらないんだ」「誰か反応してよ」と、「かまってほしい」アピールをしても反応がない様子までが定型文。そこから、「スター・ウォーズってどれから見ればいいの?」など、リプライが来やすそうな言葉を書き込むと……?


さみしい 誰もかまってくれなくてさみしいところに……

ハッピー 発言1つで、たくさんのリプライが来るという流れ

 後ろ向きな発言に一切反応してくれなかったときとは一転。「時系列順に12345678」「作られた順に45612378」「123ローグワン45678だろ」「いや4先に見ないとローグワンわからない」といった風に、先ほどまでの静寂がウソのようにおせっかいなTwitter民が大挙して押し寄せ、さみしがり屋さんのアカウントが妙なにぎわいを見せるおかしさを表現するのが様式美となっています。

 スター・ウォーズのように、歴史の長いシリーズに「どれから入るか」といったテーマを扱うのが主流の様子。例えば「ウルトラマン見ようかな」であれば「いきなりネクサスはやめとけ」「セブンだろ」と先達からさまざまな意見が来るといった具合です。好みが分かれやすい話をすると大量の反応が来る……あるあるですね。

 中にはネットゲームや楽器など新しいことを始めようとすると、多くの情報が寄せられるパターンも見られます。


 「回転ずしに来たんだけど、この蛇口何に使うの?」と聞くと、「手を洗うところ」というウソが殺到する定番ネタも。スマホゲームのガチャでレア当選報告をするなり、殺伐としたリプライが来るという回答も、ちょっとありそうな光景ですね。逆にガチャが外れたと爆死報告をしたら「一発でレア引けました」などと自慢されるネタもあって、それもあるある。


 Twitterの流行に敏感な企業アカウントも続々参戦。「創業者が『事務の王様』になりたかったから」と社名の由来を明かすキングジムや、「ウチのはクーピーじゃなくて『パスティック』」と、他社製品との違いをうったえるぺんてるなど、自社にまつわる豆知識を伝える投稿が多いようです。老舗和菓子店の和泉屋のように、お題と似たような状況から、新商品が注目を集めた実体験を投稿する会社も。


 大喜利が盛り上がるあまり、回答を半自動で作る診断メーカーが作られるまでになっています。言葉遊びではありますが、広く意見を求めるためのヒントにもなるかもしれません。


(沓澤真二)


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