サンデーGXで「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic」を連載中の伊緒直道さん(@IoNaomichi)が公開した、「語彙(ごい)の少ないグルメ漫画」が実に分かりやすくおいしそうと読者の食欲を誘っています。おいしさに難しい言葉はいらなかったんや。
その内容は、「語彙ちゃん」が1人焼肉を食べるというもの。席に着くなり、「やくやつがおいてある(コンロを見ながら)」「かけるやつ……いわしお(岩塩の字を見ながら)」と語彙力のなさを見せつけてきます。いわしお……。
注文は、「にくのぶいとかよくわからん」ということで、「もりあわせ」を注文。トングを手に「つかむやつつかってやこか……」と調理開始。「くうふくやばす」と“なんかのにく”を食べると、「にくのあじがする……! やばす……とうとい……」との感想。分かりやすい。
食べならが内心では「これアレやん……人間火力の……孤独の……アレやん……!」と「孤独のグルメ」を思い浮かべている様子。作品名すら出てこないこの語彙力。
そして「せや、ライスたのんでへんかった……」とライスを注文。出てきた白米を見るや、突如目の色が変わり、「こ、これは……! 米1粒1粒が白磁のような輝き……我こそはと主張せんばかりに立った米粒たち……さらに湧き立つ香りさながらワーグナーの旋律が如き重厚な深みを醸し出す……まさか、この米……幻と謳われた、あの……!」と謎の語彙力急上昇を見せつけます。
そして実際に米を一口運ぶと、「て思たけど……ふつうのこめやったわ……おいしい」とのこと。米見た瞬間脳内で何が起きたんです?
最後は壁にかかったおしながきの「コブクロ」を見て「歌うやつかな」と疑問をいだきつつ、「そうひょう おいしかった」と満足した様子で店を後にするのでした。全てが分かりやすい……。
この漫画にリプライ欄などでは、「どのグルメマンガより、焼肉がもの凄く食べたくなった」「いわしおって読んじゃうあたりがかわいい」「一瞬語彙力上がるの草 」「余計な言葉は不要ということですね」「いちいちうんちく垂れるよりむしろ健全な気がする」といった声が寄せられていました。
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