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KADOKAWAが4月16日、「政府による海賊版サイトに対する緊急対策の決定について」とする声明を発表しました。「漫画村」を始めとした海賊版サイトへのブロッキング実施の決定を受けてのものです。
同声明によると、「現行制度においてできることは限られているうえ、その効果も限定的であり、解決の糸口すら見つかっていない」とし、「コンテンツ業界が長年苦しめられてきた海賊版被害の食い止めに大きく寄与するものであるとともに、海賊版問題の抜本的な解決に向けた大きな一歩であると考える」としています。また、「サイトブロッキングを含めた具体的かつ効果的な法制度が整備されることを強く希望」するとのこと。
なお、この発表は4月13日付となっていますが、公式サイトに掲載されたのは本日4月16日となっています。
合わせて、出版業界各社で構成される出版広報センターも声明を発表。政府の発表を「出版界として歓迎します」としています。この声明が発表されたことは、小学館公式サイトのトップページにも掲載されています。
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