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キッコーマンは「しょうゆ卓上びん」が立体商標として特許庁に登録されたと発表しました。
立体商標制度は立体的な形状を「商標」として登録し、保護する制度。商品の外観や包装容器の形状、立体的な看板などが対象となります。
今回の「しょうゆ卓上びん」は、文字や図形が表示されていない“食品容器”として登録された数少ない事例。容器をひと目見ただけで「キッコーマンの卓上びん」と認識できることが公的に認められたということになります。
キッコーマンの「しょうゆ卓上びん」は、工業デザインの先駆者でデザイナーの故・榮久庵憲司(えくあんけんじ)氏の設計で1961年に発売。
持ちやすい・液垂れしにくい・倒れにくいという機能とスタイリッシュなデザインが評価され、現在では世界約100カ国の食卓で親しまれています。
「立体商標」制度が日本に導入されたのは1996年。過去に文字や図形のない“食品容器”が登録された例としては、コカ・コーラの「コンツアーボトル(ガラス製ボトル)」や、ヤクルトの「ヤクルトプラスチック容器」などが挙げられます。
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