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キッコーマンの「しょうゆ卓上びん」が立体商標として登録 文字がなくても何だか分かる

50年以上変わらぬデザインです。

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 キッコーマンは「しょうゆ卓上びん」が立体商標として特許庁に登録されたと発表しました

キッコーマンしょうゆ卓上びん キッコーマンの「しょうゆ卓上びん」が立体商標に登録

 立体商標制度は立体的な形状を「商標」として登録し、保護する制度。商品の外観や包装容器の形状、立体的な看板などが対象となります。

 今回の「しょうゆ卓上びん」は、文字や図形が表示されていない“食品容器”として登録された数少ない事例。容器をひと目見ただけで「キッコーマンの卓上びん」と認識できることが公的に認められたということになります。

キッコーマンしょうゆ卓上びん 現在の卓上びん 確かに独特のフォルムです

 キッコーマンの「しょうゆ卓上びん」は、工業デザインの先駆者でデザイナーの故・榮久庵憲司(えくあんけんじ)氏の設計で1961年に発売。

 持ちやすい・液垂れしにくい・倒れにくいという機能とスタイリッシュなデザインが評価され、現在では世界約100カ国の食卓で親しまれています。

キッコーマンしょうゆ卓上びん 1961年当時の卓上びん
キッコーマンしょうゆ卓上びん 1964年の広告 東京オリンピックの選手村でも使用されました

 「立体商標」制度が日本に導入されたのは1996年。過去に文字や図形のない“食品容器”が登録された例としては、コカ・コーラの「コンツアーボトル(ガラス製ボトル)」や、ヤクルトの「ヤクルトプラスチック容器」などが挙げられます。

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