ピクシブが運営するイラストコミュニケーションサービスの「pixiv」が、「pixivFANBOX(ピクシブファンボックス)」を全クリエイターに向けて提供開始すると発表しました。提供開始以降、対象を一部のクリエイターのみに限定していましたが、4月26日から全てのクリエイターが利用可能となります。
「pixivFANBOX」は、創作活動を行うクリエイターに対し、ファンが継続的な支援をすることができるファンコミュニティ。ファンから月額制で支援を受けることで、クリエイターは自由に創作活動を続けられ、ファンはクリエイターとより密なコミュニケーションを楽しめます。
具体的には、以下のようなことができます。
応援したいクリエイターをいつでも、すぐに支援できる
「もっと作品が見たい、応援したい」と思うクリエイターに対して、一定額の支援金を贈れます。クリエイターが設定した支援プランの中から自分にあった内容や金額でクリエイターを応援でき、支援プランはいつでも変更可能。支援金は月額制のため、クリエイターは創作活動に必要な収入を継続的に得ることができます。毎月の支援総額から決済手数料5%を除いた金額がクリエイターに支払われます。
※2019年以降は支援総額の5%分のサービス利用料がかかります。
クリエイターと交流できる
pixivFANBOX上ではクリエイターへ質問をしたり、ファン限定の情報を見たりできます。クローズドなコミュニティならではの深い交流も可能。
支援のお返しに特典を送れる
クリエイターは、ファン限定特典や支援を続けてくれたお礼として、継続特典などファンに向けたさまざまな特典を自由に設定できます。
合わせて、5月支援額の20%分をピクシブが上乗せして各クリエイターに支払う「支援額20%上乗せキャンペーン」も開催します。キャンペーン期間中に各クリエイターのアカウント上の支援者数が10人に達したクリエイターを対象に、5月分の支援総額に上限5万円まで上乗せされます。
キャンペーンで上乗せされた金額分については、決済手数料はかかりません。上乗せ分の金額については、2018年6月1日以降に順次クリエイターへ支払うとのこと。キャンペーン期間は5月31日まで。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- アニメーターの待遇問題は改善されているか “アニメーター寮”に住む若手に聞いた
現役若手アニメーターと今年から働く新人を取材しました。 - YouTube、配信者向けの新たなマネタイズ機能導入 視聴者がリアルタイムで支援金を送金可能に
視聴者が任意の額を配信者に送金可能。 - 新仮想通貨「オタクコイン」発行を検討 コンテンツ業界で利用できる共通通貨として構想
オタクコインを通じて、アニメ制作に直接参加・支援できる仕組みも検討されています。 - 1フォロワー1円、最大10万円の現金提供 GMOペパボがクリエイター応援企画「スリスリパトロン」を開始
審査の上、合計100万円を応募者へ分配。 - YouTube、アプリから直接ライブ配信可能に クリエイターと視聴者をつなぐ新たな収益化方法「Super Chat」も開始
一方で「視聴者ファンディング」の機能は終了へ。