advertisement
現代のトイレにスリッパ、サンダルが置かれているように、トイレ用の履物は昔から存在。どういうわけか“歩いてはいけない履物”が使われていた時代もあったといいます。今回はサクッと分かるトイレの雑学をご紹介。
昔の日本には“歩いてはいけないトイレの履物”があった
その昔、日本のトイレには「厠下駄(かわやげた)」という履物がありました。明治時代末期から使われるようになった陶磁器製のものは、いかにも重そうな外見。見るからに、歩くには不向きです。
厠下駄には、小便器の前に置くことで「ここで構えれば床が汚れませんよ」と立ち位置を示すなどの役割があったといわれています。履いたまま動くわけではないため、トイレのスリッパやサンダルのように軽い素材を利用する必要がなかったようです。ちなみに、陶磁器には「汚れたら簡単に水洗いできる」というメリットがあったとか。
トイレ研究家・山路茂則氏によると、昭和30年代には「(厠下駄を)一般の家庭で見かけることは少なく、料理屋等でよく見た」とのこと。ただし、履くと体の高さが変わってバランスが取りにくくなるため、用を足しにくかったそうです。そのせいで、かえってトイレを汚しちゃう人はいなかったのかなあ……。
これまでの「マンガで雑学」
- 「マンガで雑学」記事一覧
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「16×4は?」「68−4だから64」 小学1年生の掛け算の計算方法が斬新だと話題に
発想が見事。 - 30代以上しか知らない? 「平成の米騒動」ってなんだったんだろう
30代以上「あったなあ……」 20代以下「何それ?」 - なんで僕たちはシングルCDをあんなに買うお金があったんだろう
「3枚同時発売!」とかありましたね……。 - 21年前のワープロ「書院」で2018年にインターネットをしたら、無間地獄に突入した
ネット機能を搭載した21年前のワープロで、2018年のネットの世界を見てみました。 - パソコン初心者の女子高生、「世界一おバカなパスワード」を思いつくの巻
「良いこと考えた!」