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Twitterは5月16日、「会話の健全性を高める」ための新たなアプローチについて説明しました。「ポリシー違反ではないが健全な会話を損なう」投稿を検索や会話に表示されにくくする荒らし対策としています。
同社はTwitterのポリシーに違反する行為には何らかの措置を取っているものの、通報されるアカウントの多くは検証の結果、ポリシー違反ではないと判明しているとのこと。新たなアプローチはこうした「違反ではないものの健全な会話の雰囲気を悪くする」ような荒らし行為に、特に会話や検索において対処するものとなっています。
新たなアプローチは、「行動シグナル」をツイートの文脈と結び付けるというもの。行動シグナルは「アカウント登録時に利用するメールアドレスを認証していない」「同一人物が同時に複数のアカウントを持つ」「似ているツイートを繰り返し投稿し、フォローしていないアカウント宛に@ツイートする」といったもので、ほとんどは外部から見えないといいます。
健全な会話を阻害すると判断された投稿は、違反ではないためそのまま残されますが、「返信をさらに表示」をクリックしたり、検索結果を全て見る設定にしなければ表示されなくなります。テストでは、悪意のある行為の報告が検索結果において4%減少し、会話において8%減少する結果が出たとのこと。「これはTwitter上で過ごす充実した時間を阻害するようなツイートを目にする利用者の方が少なくなっていることを意味しています」(同社)
Twitterは、取り組みは「完璧にはまだほど遠い現状」として、今後もサービスの健全性と利用者の体験の向上に努めるとしています。
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