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「Suica」でおなじみ「タッチ&ゴー」が持っている“危険な意味”

「タッチ・アンド・ゴー」の訓練中に、事故が発生したことも。

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 スムーズに改札が通過できる「Suica」の利便性などを表現した「タッチ&ゴー」。このフレーズは、英語圏では「触れると爆発する」などの意味で使われることがあります。今回は、“危険な一面”を持つ「タッチ&ゴー」の雑学をご紹介。


「タッチ・アンド・ゴー」で連想するものといえば、駅の改札のコレ(JR東日本より)

「Suica」でおなじみ「タッチ&ゴー」が持っている“危険な意味”

 「touch-and-go」は危険を伴うさまを表す形容詞として使われることがあり、「一触即発」「危機一髪」などと訳されます。由来には諸説ありますが、「1つの道を複数の馬車が、接触しそうになりながら走る様子」「船底が岩石に当たりそうな状況で航海する様子」などから生まれた表現だといわれています。

 また、このフレーズは乗り物と関わりが深いらしく、航空業界には「タッチ・アンド・ゴー」という離着陸訓練が存在。着陸して滑走路に“タッチ”した後、そのまま離陸(空に“ゴー”)するというもので、その訓練風景を楽しむために、空港まで足を運ぶ航空機ファンもいるようです。

 ただし、訓練には危険はつきもの。「タッチ・アンド・ゴー」も絶対に安全というわけではなく、過去には機体破損などの事故も報告されています。


2017年には、「タッチアンドゴー」の訓練を行う航空機が長崎空港でトラブル(産経新聞より)


2002年に発生した「全日空機下地島オーバーラン事故」の調査報告書の一部


ちなみに、航空業界でもSuicaのような意味合いで使われる場合があり、JALはおサイフケータイで搭乗できるサービスに「JALタッチ&ゴー」という名称を採用しています(JALより)

主要参考文献


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