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もしものときのために知っておきたい 獣医師が伝授する緊急時にネコを抱き上げる方法

愛猫ちゃんを大切に扱ってあげたい。

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 カナダ・バンクーバーの獣医師が、「猫の上手な抱き上げ方」を紹介した動画を公開しました。猫飼い初心者さん必見。この機会に、猫に負担のない抱き方や緊急時の対処法を学びましょう。



 まずは、Claudiaという1歳のかわいい子猫とともに、猫の扱い方を紹介。猫に近づくときは自己紹介をすることが大事です。猫に対する自己紹介は、指をまげて手の匂いをかがせてあげること。指を曲げる理由は、猫が仲良くしたくないと感じたときにかまれないようにするためです。自己紹介が終わったら、顔の横やあごをなでてあげてください。これで友達になれますよ。

 覚えておかなければいけないのは、猫はビックリしやすい性格であることと、私たちよりうんと小さい体をしているということ。なでるときは優しくしましょう。

 飼い主が、猫の脇の下に両手を入れて抱える姿をよく目にしますが、これは猫にとって心地よくない体勢だと彼は言います。猫を抱き上げるときに重要なのは、猫を安全にサポートしてあげることです。

  • 片手を猫の胸の下に入れる。
  • もう片方の手で腹部を支える。
  • 優しく抱き上げる

 以上の手順で抱き上げれば、猫の体がぶれることがないので、バタバタと暴れることもありません。心地よい体勢にすることと、猫の下半身がぶれないようにすることが重要で、これができていない場合、猫の後ろ足にダメージを与えたり、猫が飼い主の腕をひっかいてしまう恐れがあります。

 また、猫を抱えたまま歩く場合は、猫の体を自分の体に引き寄せてあげてください。そのときに、猫の体を少しだけぎゅっと押さえてあげることと、肉球を手の上に乗せてあげることで、安全に運ぶことができます。


猫の抱き上げ方 優しく支えてあげることがポイント

 もし猫が逃げ出しそうになったら、上からぎゅっと押してあげましょう。猫は優しくぎゅっとしてもらえると喜びます。爪切りのときや、今は走り回ってほしくないというときなど、猫の動きを制御したいときには、こうした方法が効果的です。もしタオルがあれば、かぶせてあげてください。


猫の抱き上げ方 ぎゅっと上から押さえてあげる

 次に、緊急事態のときに猫を抱きかかえたい場合です。時間も十分にないときは、猫の胸に手を差し込んで、頭が飼い主の脇あたりにくるようにして抱えます。そのときに、もう片方の手で猫をぎゅっと押さえて、飼い主の体にしっかりとくっつけます。この体勢ならひっかいてしまう恐れがなく、猫自身も安全です。


猫の抱き上げ方 緊急時の抱き上げ方

 最後に「ショルダーキャット」と呼ばれる、肩に乗るのが好きな猫の扱い方を紹介。実践してくれたのは、ふっくらした体のハンサムボーイ・Pirateです。

 ショルダーキャットは、肩に乗ろうと向かってくるため、人によっては怖いと感じるかもしれませんが、怖がらずに肩を差し出してあげれば、簡単にのぼってくれます。また、多くの猫がショルダーキャットだと彼は解説します。

 ただ、気を付けなければいけないのは、猫が飼い主の後ろ側に走り去ってしまったり、背中をひっかいてしまうことです。前述したように、優しくぎゅっと体を押さえてあげれば、猫が逃げ出すことはありません。猫が肩に乗っている間は、お尻を支えてあげることも忘れないでください。

 降ろしてあげるときは、方法が2つあります。1つは、少し腰をそらせて猫を前向きに降ろしてあげる方法。もう1つは、猫を支えた状態で体を前に傾けて、猫の体が地面に届くように降ろしてあげる方法です。


猫の抱き上げ方 ゆっくり降ろしてあげて

 すでに猫を飼っている人も猫を飼いたい人も、今回の動画をぜひ参考にしてみてください。彼はほかにも、飼い主に役立つスキルを公開しています。興味のある方は、ほかの動画ものぞいてみてください。

春夏冬つかさ

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