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トランクスなどが誕生する前の下着は“全身タイツ”だった

トイレはどうするんだ、これ。

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 トランクス、ボクサーパンツをはじめとした男性用下着は、股まわりを隠す形状。ですが、それらが誕生する前は、全身タイツのようなものが使われていたそうです。今回は、男性用下着の雑学をご紹介します。

トランクスなどが誕生する前の下着は“全身タイツ”だった

 現在ではおなじみのトランクスやボクサーパンツ、ブリーフといった男性用下着が欧米で登場したのは、20世紀以降のこと。19世紀には「ユニオンスーツ」という上下がセットになった下着が使われていたそうです。

 ユニオンスーツには腕や足までカバーできるものもあり、強いて言うなら、ちょっと緩い全身タイツのような外見。また、胸から股間のあたりまでボタンが並んでおり、前部分が開閉できることに着目するなら、つなぎのような形ともいえるかもしれません。


1902年に作られたとされる、ユニオンスーツのカタログ

 ちょっと気になるのは「用を足すとき、不便ではないか」という点。前側はボタンで開くため、“小”は簡単かもしれませんが、“大”はどうすればよいのでしょうか。現代の男性用下着のように短時間で脱ぐのは難しいのでは?

 実はユニオンスーツにはお尻部分にもボタンなどがあり、開閉することが可能。うっかり汚さないか心配ですが、そこをいわゆる「社会の窓」のように使えば、速やかに用を足すことができそうです。


ユニオンスーツ背面(画像右)をよく見ると、お尻部分にもボタンが付いています

100年間の男性用下着の歴史を紹介する動画

1916年はまだユニオンスーツですが……






面積が小さくなったり、上下に分割したりしながら、われわれのよく知る男性用下着に近づいていきます

主要参考文献


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