10秒で読めて、会社や学校でちょっと知ったかぶりできる「マンガで雑学」。今回もサクッと短い雑学3つをお送りします。
雑学その1:1年半しか放送されなかった「幻のラジオ体操」が存在する
日本で最初のラジオ体操(旧ラジオ体操)が制定されたのは1928年。「健康体操をラジオ放送する」という海外の生命保険会社の取り組みなどをヒントに、年齢や性別、場所などを問わずに運動できるように、と開発されました。29年に全国放送が始まり、その2年後には「全国ラジオ体操の会」がスタートするなど、国民的な盛り上がりを見せました。
終戦後の1946年、「ラジオを流し、全国で一斉に行うさまが軍国主義的」という理由で旧ラジオ体操は中止。そして、同年に誕生したのが、幻の「新ラジオ体操」です。第1〜第3まで作られたものの、内容がやや難しかったせいで普及せず、わずか約1年4カ月で消えてしまいました。ちなみに、この後1951年に開発されたのが、現在のラジオ体操。
雑学その2:エレベーターの落下防止装置が開発されたのは「誕生から2000年後」だった
エレベーターのように滑車、ロープを使って昇降する仕組みが誕生したのは、紀元前236年。古代ギリシアの学者アルキメデスが考案したといわれています。人力で操作し、荷物の運搬に利用されていました。
それ以降、人間が乗ることを目的としたものも含め、さまざまなアイデアが現れ、1835年には動力に蒸気機関を用いたエレベーターが登場しました。しかし、ロープが切れたり外れたりしたときの落下事故を防ぐ安全装置が発明されたのは、さらにその20年後の1852年。アルキメデスの考案からおよそ2000年が経過していました。
- 参考:日本エレベーター協会
雑学その3:鉛筆は六角形なのに、色鉛筆は丸い理由
六角形をした鉛筆が多い理由の1つは「面の数が3の倍数だと持ちやすいから」。例えば、親指、人差し指、中指と3本の指で握るのが鉛筆の正しい持ち方だとされていますが、六角形だと全ての指が面に当たります。
一方、色鉛筆は絵を描く際にも使用されることも多く、さまざまな持ち方が想定されます。そのことを考慮したのが、よく見るあの丸い形なんだとか。持ち方に合わせて特化したのが鉛筆の形状なら、どんな持ち方にも対応できるようにしたのが色鉛筆の形状というわけです。
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