ゼリーは包丁になるのか? という、思い付きもしない疑問を実際に検証してみた動画が反響を呼んでいます。以前に最も硬い食べ物「かつお節」でナイフを作っていたYouTubeの投稿者による、ナナメ上の発想とクレイジー(褒め言葉)な行動力の結果は……?(関連記事)
主に使用するのは、どうぶつさんのイラストが描かれたひと口ゼリー。それをポンポンとフライパンに入れ、熱して溶かして色を付け、お湯で溶かしたゼラチンも追加して煮ていきます。その時間なんと3時間(!)。キレイに溶けたら、丁寧に濾しながら平らな器に移して丸1日冷蔵庫で冷やす作業へ。
この時点ではまだフニャフニャの薄いゼリーですが、ここからなんと包丁の形にしたゼリーを「空気清浄機」で乾燥させます。こうすることでカッチカチな状態へと変化するのですが、これは投稿者がゼリーのフタを開けたまま冷蔵庫にしまったことから偶然発見したようです。
薄いのですぐ折れそうに見えますが、ヤスリでゴリゴリ削ったり、素早く砥石で研いでも割れないほど丈夫なのが確認できます。投稿者曰く「作業中、私の親指はゼリーによってスパスパ切られました」ということで、ゼリーを決して侮ってはいけないと注意しています。ちょっと何言ってるか分からない……。
そして本気で研ぎ続けた結果、半透明のグリーンが美しい「ゼリー包丁」が完成。オモチャのようですが、その切れ味はなんとキュウリを薄くスライスできるほど。まな板とのセッションから生まれる「タンタンタン」という心地よい音が、あのプルプルのゼリーによって発生しているとは……確かにこれは侮れない……!
さらに続けて当たり前のように、ゼリー包丁と少しの水をフライパンに入れて再び溶かす作業へ。溶かしたものを元の“どうぶつゼリー”の容器に流し込んで、フタも熱でしっかり閉じて冷蔵庫で冷やすという謎行動に出ます。最後はそれをお皿に出してスプーンで食べる投稿者。見事な証拠隠……素晴らしいオチでした。
動画のコメントでは「(ゼリーを乾燥させると硬くなるのを)初めてしった」という声や謎に感動したという声が上がり、海外の人からも「すごい」「天才」「この人は2079年に生きている」といった声が寄せられています。
画像提供:圧倒的不審者の極み!さん
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果てしない作業の先に……。