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eスポーツチーム「DetonatioN Gaming」が出演料滞納で謝罪 発端は元所属選手のブログ

出演費滞納分は2018年3月30日に振込を行っていたそうです。

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 eスポーツチーム「DetonatioN Gaming」は、元所属選手が「出演料が半年間滞納されていた」とブログでつづったことを受け、謝罪文を発表しました。DetonatioN Gamingは2015年2月にLoLチーム「DetonatioN FocusMe」で国内初の「フルタイム・給与制」を採用するなど、日本国内におけるeスポーツチームのパイオニアとして知られていました。



 きっかけとなったのは、6月1日にチームと契約終了となった元所属選手Yushiさんが自身のブログで同日投稿した「国内トップレベルのe-sportsチーム 『DetonatioN Gaming』に 1年間所属してみた。」と題する記事。この中でYushiさんはプロゲーマーになった経緯とともに、「チームに加入してから約半年間の番組出演料を滞納され、そこから半年間分の出演料も未納のままでした。そのことを言及する度、経理がいないだとか言われてあしらわれて、いざ経理から連絡来たかと思えば滞納という言い方は穏やかではない、と本質から逸らされ謝罪などもない」「社会的に最重要ともいえる金銭的な部分を曖昧にされ、そんな状態になった時点で信用は0でした」などとつづっていました。



 DetonatioN Gamingはブログで記載されていることを事実として認め、同日に謝罪文を公開。原因としてクライアントの支払サイトに合わせて選手への振込を行っていたことと、専属の経理担当者が不在だったことがあげられています。

 現在はクライアントからの振込を待たずに出演月の翌月1日に支払うよう徹底しており、Yushiさんへの出演費滞納分は2018年3月30日に振込を行っていたそうです。また、今後の対策として選手・マネジメントスタッフ・経理担当の3重チェックや、スタッフの増員を行うことを報告しています。

 Yushiさんは自身のブログの中で「『発展を願うならその礎として我慢しろ』、なんていうのは僕は耐えられませんでした」「いいところばっかり取り上げられてるプロゲーマーを見て、夢見る学生の人生を棒に振ってほしくないから。選手を利用した舐めきった出来事が、繰り返されるうちは発展しません」と国内eスポーツの現状に対する思いを吐露。ネットでは「日本で一番有名なチームでもこれか」「(国内eスポーツの話題は)こんなのばかり」など厳しい声があがっています。

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