WindowsなどでOSに異常が発生した際に表示される、いわゆる「ブルースクリーン」。その色を思い出すだけで冷や汗をかきそうになる人も多いかもしれませんが、世の中にはもっと怖いものがあります。
今回は、できれば一生お目にかかりたくない“伝説のレッドスクリーン”についてご紹介します。
ブルースクリーンより恐ろしい“伝説のレッドスクリーン”
レッドスクリーンに関しては「Windows Vistaのベータ版に搭載。ブートローダーのエラーなど、ブルースクリーンよりも深刻なエラーが発生した場合に表示される」という情報が出回っています。それによれば、Vista以降のOSでは廃止されたため、「知名度の低い」エラー画面になっているとか。
しかし、ネット上には、その他のOSでレッドスクリーンが現れたという報告がいくつも存在。米国のソフトウェア会社「OSToto Software」は「多くのユーザーが、Windows 10、8.1、7、XPでレッドスクリーンに遭遇している」としています。
レッドスクリーンは果たして、Vista以外にも搭載されているのか―― 情報が錯綜しており曖昧な点もありますが、ただ一つ言えるのは「とにかく見たくない」ということ。というのも、「レッドスクリーン」は、英語で「Red Screen of Death(死のレッドスクリーン)」という恐ろしい名前で呼ばれているのです。
まあ、「ブルースクリーン」の英語名も「Blue Screen of Death(死のブルースクリーン)」なので、画面が赤くなろうと青くなろうと、「パソコンの死」に直面せざるを得ないのですが……。
なお、筆者が調べた限り、MicrosoftのWebサイトには、レッドスクリーンに関する公式情報は掲載されていないもよう(ブルースクリーンはトラブルシューティングが存在)。
Windows Azure関係者のマーク・ルシノビッチ (Mark Russinovich)氏が“レッドスクリーン”という言葉を使っているブログ記事もあるにはあるのですが、これはブルースクリーンの背景色を変える方法を紹介する際に、「背景を赤色に差し替えたブルースクリーン」の表現として使っているだけ。最終的には、緑、赤色を使った「クリスマス仕様のブルースクリーン」を作っており、一種のジョーク記事だと思われます。
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