「サンリオキャラクター大賞」で、例年上位にランクインしている「シナモロール」。誰もが一度は、あの白くて耳の大きなキャラクターを目にしたことがあるのでは?
その一方で、「『シナモロール』というキャラは存在しない」といわれることがあります。一体、どういうことなんです?
「シナモロール」というキャラクターは存在しないって本当?
一般にシナモロールという名前で知られているあのキャラクターについては「正しくは『シナモン』がキャラクター名。シナモンにはエスプレッソ、モカ、シフォンといった仲間がおり、それらをまとめて表現したのが『シナモロール』」と説明されることがあります。つまり、シナモロールはキャラの総称のようなもので、個別のキャラクターを指す言葉ではないというわけです。
確かに、公式Twitterアカウントは「シナモン【公式】」名義になっているのですが、コラボ企画のリリース情報などを見ると表現がまちまち。「人気キャラクター・ブランド“シナモロール”」という風に特定のキャラクターを指さない書き方になっていることもあれば、先の説明に反して「人気キャラクター『シナモロール』」とキャラクター名として使われている場合もあります。
あのキャラクターの名前は結局、「シナモン」なのか、それとも「シナモロール」なのか。サンリオ広報課に話を伺ったところ、「分かりにくい話になってしまうのですが」と前置きしたうえで教えてくれました。
シナモロールは商標名で、その商標のもとで展開されているキャラクターの1つがシナモンなのだそうです。この説明の仕方は「シナモン=個別のキャラクター名」「シナモロール=その仲間も含む名称」という通説に似ています。
しかし、商標の都合上、シナモンの新商品を出すときなどに、シナモロールという表現を使う場合も。このようなケースを目にしたときに、「シナモロール=個別のキャラクター名」と思ってしまうのかもしれません。
ちょっとややこしい「シナモン」「シナモロール」の違い。ファンの間ではちゃんと使い分けされているらしく、例えば、ゴールデンボンバーの歌広場淳さんはかつて「『シナモロール』のシナモンなのです。よく間違えられているけど」などとツイートしています。
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