YouTubeで「アマゾンのダンボールで包丁作り」という、日本語を疑いたくなるタイトルの動画が注目を集めています。注文した包丁の開封動画とかではなく、文字通り“ダンボール”から“包丁”を生み出すことに挑戦していて、投稿者は以前に「ゼリー」で包丁を作った圧倒的不審者の極み!さん。やっぱり今回もいろいろヤバい。
まず「Amazon.co.jp」と書かれたそのダンボールをフライパンに入れ、水と一緒に煮ます。この時点で頭に「?」が浮かびますが、これは“ダンボールの濃縮煮汁”を作るためで、包丁作りにはノリやボンドを使わず、その煮汁で代用しています。なにこの発想力。
次に濾した煮汁に別のダンボールを浸していき、何度か折りたたんだら万力で水分を絞るようにプレス。ハンマーでたたいたら、そこから一度れんがで挟んで1週間乾燥させ、カチカチになったら包丁の形に切っていきます。その後、重なった中から1枚のダンボールに分けて、再び軽く水を吹き付けたらプレスして真っすぐに。さらにオーブンに入れて、100度で焼いていきます。
そしてより硬くなったら、ついに研ぐ作業へ。最初にヤスリを使い、次に「ダイヤモンド砥石(#140)」から、通常の砥石「#1000」「#2000」「#8000」「#12000」で、ラストに3万円超えの「#30000」でフィニッシュ。オマケにダンボールにある「Amazon」のロゴ部分をプレスで貼り付け、アマゾンのダンボール包丁が完成です。
見た目は確かにダンボールなのですが、ロゴの付いたデザインや美しい刃なのもあって、Amazonで売られていそうな謎の商品感があります。そのままでも紙はサクッと切れるのですが、登場したのは食品用ワックス。包丁に塗って水分をはじくようにすることで、キュウリを「タンタンタンッ」と軽快に切っていきます。ダンボールの概念が崩れていく音がする……!
コメントでは「発想がすごい!」「やっぱこの人、変態だ」と称賛(?)の声が寄せられた他、毎回の圧倒的不審者の極み!さんの発想力に「そのうち自分のこと包丁にしそうだな」という声も見られます。
動画:圧倒的不審者の極み!さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「昔は靴も買えなかった」「上司からは大体嫌われる」 本業年収1000万超え、包丁YouTuberの異常な仕事愛
ストイックすぎる。 - プルプルの「ゼリー」で包丁を作ってみた → 3時間煮て冷やして乾燥させたら侮れない切れ味に
「私の親指はゼリーによってスパスパ切られました」(投稿者談) - アルミホイルを叩いて球体ではなく「包丁」を作ってみた → ガチすぎて売り物と変わらないクオリティーに
やっぱりこの人、極めてるわ……。 - まさかのトイレットペーパーでナイフを作ってみた → バナナが切れるほど鋭利な仕上がり
トイレットペーパーからできてるだと……? - 茹でて食べる「パスタ」で包丁を作ってみた → ペットボトルを貫通するほど硬く鋭い切れ味に
かためのアルデンテとかそういう次元じゃない。