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コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちなど、有名ブランド米の名前にはよくひらがな、カタカナ表記が使われていますが、実はこれには、かつて存在した“お米の命名ルール”が影響しているのだとか。
今回は、そんなお米の雑学をご紹介します。
解説
日本では明治時代から、国主導のもと米の品種改良が行われていましたが、戦後、都道府県もまた品種改良を手掛けるように。国、都道府県どちらが育成したものなのか区別できるように、1950年以降、新しい品種ができると以下のようなルールに基づいて名前が付けられようになったそうです。
- 国が開発した品種:名前に「カタカナ」を使う
- 都道府県が開発した品種:名前に「ひらがなか漢字」を使う
このルールが維持されていた約40年のあいだに誕生したのが、コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちといったブランド米。現在は自由に名前が付けられるようになりましたが、「お米の名前」というと、これらの品種名が頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
ちなみに、この“命名自由化”が行われた背景について、山形県庄内総合支庁によるセミナー内では「お相撲さんみたいな品種名が多くなってきてカタカナが使いにくくなり、制度改正が求められたから」と説明されています。
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