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高さ5階のバルコニーに宙づりとなった幼児を救出して「パリのスパイダーマン」と呼ばれたマモウドウ・ガッサマさんが、消防隊員としての仕事を開始したことが6月29日(現地時間)のパリ消防隊のツイートで判明。移民として暮らしていた青年が、本物のパリのヒーローとなりました。
2018年5月にガッサマさんがバルコニーにスイスイとよじ登り幼児を救済する動画がSNSに投稿され、またたく間に世界中へ広がりました。その勇敢な姿からスパイダーマンと呼ばれ、パリ市長から賞賛され、大統領官邸でマクロン大統領と面会を果たすまでに。アフリカのマリ共和国からの移民であった彼ですが、定住するための市民権付与やパリ消防隊へ入隊が提案されていました。そしてついにパリの消防隊への参加が発表されたのです。
パリ消防隊のTwitter投稿を受けて「おめでとう!」という賞賛や「あなたが数週間前に移民だったと信じられない。今あなたは夢の仕事をしています」といった励ましの反応が寄せられています。海外メディアの報道によると、救出当時の彼の生活はホステルの1室をルームシェアして暮らしつつ、生活するためのお金を建設現場で稼ぐというもの。勇敢な行動が人生の思わぬ転機となり得ることを、ガッサマさんは世界中に教えてくれたのでした。
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