この風格すごすぎ! 女王陛下のSUV「レンジローバー」初の電動車、価格も環境性能も威風堂々(1/3 ページ)
約1200万円から。「新体験」ができる期間限定ショールームも開店。【写真130枚】
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは6月27日、ランドローバーブランド初のPHEV(プラグインハイブリッド電動車)「RANGE ROVER PHEV」と「RANGE ROVER SPORT PHEV」を発表。両車種ともに、2018年6月27日に予約受注を開始しました。
ランドローバーは、SUVやオフロード車を得意とし「SUVの王様」「女王陛下の四輪駆動」「砂漠のロールスロイス」などといわれる英国発祥の高級SUVブランド。2018年現在は同じく英国の高級車メーカーであるジャガーとともにインドのタタ・モーターズの傘下に入っていますが、英国王室御用達(ロイヤルワラント)のメーカーでもあります。そのランドローバーの最上級車種として1970年から製造されている高級SUV車種が「レンジローバー(RANGE ROVER)」です。同社は2020年以降に発売する全車種のパワートレインを電動化し、EV、プラグインハイブリッド、ハイブリッドのいずれかを設ける方針を示しており、上位の主力シリーズであるレンジローバーから広げていく考えです。
今回登場したRANGE ROVERとRANGE ROVER SPORTのPHEVモデルは、最大出力300馬力の「INGENIUM」ガソリンエンジンと116馬力の電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。システム全体としての最大出力は404馬力、最大トルクは65.2kgf-m(640Nm)で、最高速度はどちらも220キロ。静止状態から時速100キロまでをRANGE ROVER PHEVは6.8秒、RANGE ROVER SPORT PHEVは6.7秒で加速します。もちろんレンジローバーならではの優れたオフロード走破性能は従来モデルと同様。車内快適性はモーターのみで走行できるEVモードにより「さらに上質な静粛性を提供できる」としています。
走行モードは「パラレルハイブリッドモード」と「EVモード」の2種類を切り替えられます。パラレルハイブリッドは状況に合わせてモーターとエンジンをシームレスに使い分けるモード。例えばカーナビに設定した目的地までの高低差のデータを把握して、ルートに沿ってモーターとエンジンを自動的に切り替えることでエネルギー効率を高める「エネルギー最適化予測」などの賢い機能を備えます。高い静粛性が得られるモーターのみで走るEVモードも、大型の車種ながら最長51キロの連続走行が可能です。
走行用バッテリーは、車載充電ケーブルを用いて家庭用EV/PHEV向けコンセントから充電する方法のほか、公共施設などに設置されるケーブル一体型の普通充電施設で充電できます。充電状況の確認や出発前のエンジン/エアコン始動などの遠隔操作ができるスマホアプリ「リモート」も用意します。
価格はRANGE ROVER PHEVが1508万円から、RANGE ROVER SPORT PHEVが1185万円からです(いずれも税込)。参考までにRANGE ROVERガソリンエンジン車の価格は1409万円から。PHEVモデルは約100万円増となります。
ランドローバーとジャガーの期間限定特別ショールームも開店 2018年9月まで
ジャガーとランドローバーの世界観を体感できる特別ショールーム「JAGUAR LAND ROVER STUDIO」が東京・銀座に期間限定で開店。「ジャガー・F-TYPE SVR」「RANGE ROVER SPORT SVR」などのスペシャルモデル、今回のPHEVモデルなどの展示や試乗プログラム、ブランド認知に向けた幾つかの企画を展開します。
試乗プログラムは短時間の周辺試走だけでなく、「夜の首都高速をガッツリ走行できる」イブニングドライブ、運転手による「レストランディナーと自宅までの送迎」を行うプレミアムショーファー(有料)など、特別な体験を提供する試乗メニューを用意するとしています。
ジャガーとランドローバーの世界観を表現したオリジナルドリンクを提供するカフェも併設します。ドリンクはSNSで指定のハッシュタグを付けて投稿すると1杯無料でもらえます。
JAGUAR LAND ROVER STUDIO
期間:2018年6月30日〜9月24日
営業時間:11時〜19時(7月6日、13日、27日は12時〜20時)
場所:東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル1F G735(東京メトロ銀座駅C2出口から5分)
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