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【マンガ】「あの生物」には青い血液が流れている

ちょっと怖い。

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 特撮作品などを見ると、血液が赤色“ではない”キャラクターが登場することがあります。人間とは違うため不思議な印象を受けますが、このような生物は実際にいるのだとか。

 今回は、血液の雑学をご紹介します。

解説

 そもそも人間の血液が赤く見えるのは、「ヘモグロビン」が原因。ヘモグロビンには鉄が含まれており、それが酸素と結合することで、身体中に酸素が運搬されています。このとき、鉄板などがさびると赤茶色になるように、ヘモグロビンの鉄も酸化して赤くなるのです。

 生物の中には、ヘモグロビンの代わりに別の物質を利用しているものもおり、例えば、カブトガニの場合は「ヘモシアニン」。これには銅が含まれていて、酸化すると青色になるため、カブトガニの血液は青く見えます。



 ちなみに、カブトガニと同じ理由から、タコやイカ、甲殻類のカニ、エビなども青い血液を持つ生物。ヘモシアニンは酸化していない状態だと透明になるため、イカは新鮮なときだけ少し青く見えるといいます。鮮度が落ちると、血液内の酸素と一緒に、色が抜けてしまうというわけですね。


魚介類加工を手掛ける丸尚による「いかそうめんの青い筋」の解説。血液の色に由来するもので、「鮮度の良いものにしか発生しません」「衛生上の問題はありませんので、安心してお召し上がり下さい」とのこと

おまけマンガ



主要参考文献


他にもある! こんな雑学

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