米ロサンゼルスの高速道路にうずくまっている子猫を、アニマルレスキュー団体「Hope For Paws」が救出しました。猛スピードで車が行きかう場所から子猫を救出するのは、想像以上に危険。一体、どのように助け出したのでしょうか? YouTubeで救出劇の様子が公開されました。
車でロサンゼルスに向かっていた「Hope For Paws」スタッフのもとに、一通のメールが届きます。その内容は以下の通りでした。
「白黒模様の子猫が、高速道路のファストトラックレーンにいます。ここでは車を停めることができず、子猫の写真を撮ることができませんでした。出口の前あたりにいるので助けてあげてください!」
ファストラック(FasTrak)は、カリフォルニア州で使われている電子料金収受システム(ETC)。そのため、車はビュンビュンと子猫の横をすり抜けていきます。早くしなければ、子猫が道路に飛び出してしまうかもしれません! スタッフはメールの差出人に電話をして細かい場所を聞き急行。すると、スタッフの一人が子猫を発見! レーンの脇にうずくまっています!
スタッフは車を停めるために高速道路の脇に寄せますが、危なくて停められません。子猫の場所を確認しながら、なんとか駐車スペースを見つけて、子猫のもとへ。気を付けなければ簡単に事故が起きてしまいそうな危険な状況で、スタッフは命がけで高速道路を横切ります。
子猫を驚かせないように、一人が正面に回り、もう一人が背後から一気に鷲づかみ! 子猫は衰弱しているもののケガもなく無事です。スタッフは連絡をくれた人に子猫を救出できたことを報告します。
その後、ガリガリに痩せてお腹を空かせていた子猫に餌を与え、感染症を患っていた目を治療。体も洗って、どんどん健康的になっていった子猫は、「ナポレオン」と名付けられました。
元気になったナポレオンはとても人懐っこく、助けてくれたスタッフに「ニャー」とかわいく鳴きながら甘えたり、他の子猫と遊んだりと、楽しそうにしています。助かって本当によかった!
(春夏冬つかさ)
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