最新巨大客船の裏側へ潜入！ 氷川丸と「客船80年の進化」を見比べる（3/3 ページ）

どんだけすごいんだ。【写真スライドショー150枚】

[長浜和也，ねとらぼ]

最新客船の最新設備フォトキャラリー（ゲンティン ドリーム）

レーダーやGPS、AISとセンサーが発達した現代の操船でも双眼鏡を使った目視が最も信頼できるという

中央コンソールパネルを左舷側から見ていく。ここには船内電話を舷灯などの照明制御、ジャイロコンパスモニター、航路監視パネルなどがある

その右脇には船内ウオータータンクを制御するポンプの監視と操作を行うタッチディスプレイにDGPS表示モニターを備える

航海士用パネルには多目的ディスプレイを2基設置して電子海図やAISを重畳できる電子航法アプリにレーダー画面を切り替えて表示できる。さらにその右側には船内電気系統の監視モニターもある

一番右側には緊急信号の自動送出機や監視カメラの切り替えと操作、航跡記録装置、揺れを抑えるフィンスタビライザー制御パネル、そして、いかりの上げ下ろし操作盤が確認できる

中央コンソール後部はバッテリー監視コンソールや非常停止ボタンを備える

操舵室上面にもコンパスに機関室監視、風向風速、潮流、そして、時計と航海計器を用意している

バックアップ操舵席の脇には見張り員を兼ねた操舵手が常に控えている

メインコンソールエリアの左舷後方にはVHFなど無線通信などの機能をまとめたコミュニケーションコントロールエリアがある

メインコンソールエリア後方には応急対応に関連した制御機能をまとめている

メインコンソールエリアにある操船用のジョイスティックにトラックボール、エンジン制御用スロットルなど「サブセット」ながらそろえている

加えて、見張り所として近接する他の船の動向を確認するため、方位の変量を正確に測定するコンパスも備える

操舵室後方に用意したトランシーバー充電エリアと備忘録として使うホワイトボード

応急ステーションに掲げた船内の隔壁や注排水ポンプの所在

応急ステーションの右舷側にはガラス窓で隔てたBridge Viewing Roomがある

操舵室から前甲板を望む。ヘリポートと乗組員専用エリアが見える

ちなみにゲンティン ドリームは日本水先案内人会連合会から日本に入港した船舶の中から優れた操船と設備を有する船として「ベストクオリティーシップ」を2017年に受賞している

操舵室につながる通路に掲示してあったゲンティン ドリームの船内配置図

高さ7メートルのトップロープクライミング

パーティー会場にもなるビーチバー

船が揺れたら波が立つプール

ウオータースライダーは子供用も併せて6基

右舷船首を真横から

左舷船首部分をアップで

そして左舷艦首部分のアップ

バッテリーのメンテナンスでたまたま乗り合わせていたらしい

「パレス」と呼ぶ上級等級船室エリアは専用のドアで区切られている

今回見学できたパレス ヴィラの入り口

玄関ホールにゲスト用レストルームがある

玄関ホールと居住エリアを仕切るガラスのついたて

窓は船首側を向ていて傾斜が掛かっている

そこにあるドアを開くと

ホスト用寝室を船首側から見る

先ほど見た廊下の奥のドアを開けると

ビアノは床と固定している

カウンターバーもある

中庭から階段で2階のサンデッキに上がれる

キャビンデスクも広い

シャンパンに特化した「Bubbles」

BreadBoxでは、シンガポールの老舗紅茶ベンダー「TWG」を提供しているが、実際に香りを確かめながら好みのブレンドをオーダーできるようになっている

（取材協力：ゲンティンクルーズライン）