90歳の祖母「五輪で通訳したいから英語教えて」 LINEで孫から英語を習う姿に「すてき」「見習いたい」の声
おばあちゃん、「なす(エッグプラント)」を覚えるのに苦戦中。
今年で90歳を迎えるおばあちゃんが「2020年東京オリンピックで通訳をやりたいから英語を教えてほしい」と言うので、毎日LINEで1つずつ英単語を送っている――ある祖母と孫の交流がTwitterで「すてき」「ほっこりする」と評判です。
交流の様子をツイートしたのは、30代女性の「おばあちゃん英語」(@Grandma_English)さん。2018年1月頃、父方の祖母から東京オリンピックに向けて英語を教えてほしいという提案を受けて、マイペースにLINEで英単語を指導する日々を送っています。
指導は基本的に英字ではなくカタカナで発音と意味を覚えておけばいい、というスタイル。お孫さんが「cucumber キューカンバー (きゅうり)」とLINEで送ると、おばあちゃんは「ツデー ショッピング カップヌドル エッグ ストロベリー キューカンバ」と、新しい単語を使って英文を作り返します。それを訂正しながら「buy バイ (買う)」「bought ボウト (買った)」と新たに単語を教える……という方法です。
4月からは、日本語に対し英語で返す復習テストを開始。「<第一問>きゅうり」と送ると、「アイライク キユウカンバ」と返事するおばあちゃん。「正解!」とほめると「うれしい」と短く喜びます。かわいい。ところが第二問で「なす」と送ると、「エッグプラント カンニング」と返ってきました。カンニングって、こっそり答え見ちゃったらだめでしょおばあちゃん! でも正直なところに癒やされます。
TwitterではこうしたLINEでおちゃめに英語を習得していくおばあちゃんの様子が画像で投稿され、2万5000回以上リツイートされるなど話題に。「90歳でLINEを使えるとこからすごい」「学びを忘れない人。こういう年の重ね方をしたい」と、いくつになっても学ぼうとする姿勢に心打たれる声があがっているほか、「英語を教えているお孫さんもすてき」「やりとりにほっこりしました」と2人の仲睦まじさに感心する人もいます。
「なかなか面白いのでしばらく続けようと思います」とお孫さん。LINEでの復習テストはたまにサボりながらも、8月5日時点で89問目まで来ました。お孫さんは都内、おばあちゃんは千葉在住で月に数回顔を合わせるらしく、そのたびに口頭で復習テストをしていますが、「いつもうろ覚えでエッグプラントがなかなか言えません」。東京オリンピックはなすがおいしい季節――英語を習得したおばあちゃんが、海外からやってきた観光客になす料理を勧められたらすてきですね。
画像提供:おばあちゃん英語(@Grandma_English)さん
(黒木貴啓)
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