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NHKで中継放送が行われている大相撲。番組上では放送されませんが、実際に観戦に行くと取組終了後、行司の胴上げが行われることがあります。
これは普段、お世話になっている行司さんが結婚したり、子どもが大学に受かったりしたからサプライズでお祝いしたもの……ではないのだとか。じゃあ、何のために胴上げしているんです?
解説
大相撲では場所が始まる前に、興行の成功などを祈る「土俵祭」が催されます。この際に土俵に降りてきた神様を、天に送り返すために行うのが行司の胴上げ。
興行最終日(千秋楽)では、表彰式が終わると「出世力士手打式」が行われ、まだ番付に四股名が載っていない新人力士たちが土俵に上がります。それから「神送りの儀式」に移り、新人力士たちが御幣(ごへい)という神祭用具を持った行司を胴上げします。
日本相撲協会は、このもようを撮影した写真を何度もTwitter上に投稿しているのですが、宙に舞う行司は笑顔だったり、顔がこわばっていたり、空中で体がひっくり返っていたりとさまざまな表情を見せています。
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