360度視界のHUD内蔵ヘルメット「CrossHelmet X1」、CES 2019で“ほぼ量産形”公開へ 専用グローブも完成(1/2 ページ)
CES 2019で“量産直前のもの”の公開を示唆。CrossHelmet X1の本登場も楽しみ。
グローブをしたままタッチパネルを操作できるというライダー向けグローブ「Capacitive Riding Gloves」が登場。CrossHelmetのサイトで119ドル(約1万3000円)でプレオーダーを開始しました。
Capacitive Riding Glovesは、親指と人差し指部に導電糸を使用し、スマートフォンなどの静電タッチパネルを手袋をしたまま操作できるようにした革製のライダーグローブ。柔らかい黒革にナックルプロテクターを備えたクラシックスタイルのデザインを採用しました。サイズは全長約25センチ/中指長8.5センチのM、同26センチ/8.8センチのL、同27センチ/9.1センチのXLの3タイプを用意します。
そう。CrossHelmetと言えば、360度視界を実現するというハイテクヘルメット「CrossHelmet X1」を開発(関連記事)しているスタートアップのメーカー。CrossHelmet X1は、本体に後方カメラとHUD(ヘッドアップディスプレイ)を内蔵し、振り返らずに後方170度の範囲を視認できる機能を軸に、ナビゲーション表示、Bluetoothインカム機能、風切り音ノイズリダクション機能などを備えます。そして、これらの機能を操作するためのタッチパッドをヘルメットの側面(ウインドシールドの基部)に搭載します。Capacitive Riding Glovesは、このCrossHelmet X1をスマートに操作するためのいわば純正オプション。Kickstarterで行われたCrossHelmet X1プロジェクトのリワードの1つに据えていたものです。
もちろんCapacitive Riding Glovesは、静電タッチパネル操作に対応する機能を生かし、スマホやタブレットを車載するライダー全般にも向きます。スマートフォン操作に対応するライダーグローブは既に数多く販売されていますが、クラシカルなデザインを好みつつ、後日CrossHelmet X1の導入を想定するライダーの方は一考の価値がありそうです。
なおCrossHelmet X1は2019年内の国内販売を予定。2018年11月にイタリアで行われるオートバイの国際イベント「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)」、2019年1月に米国/ラスベガスで行われるエレクトロニクスショー「CES」へ、“量産間近”のものを展示するとしています。
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